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陽性転移とトラウマ②<女性蔑視編>

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私、先生のこと何も知らないのに

恋してる!!


・・・という、複雑な感情が

次から次へと体を支配していく日々。


頭も体も火照ってしまって、

まるで大学生の初恋みたいな感じが

まるごと再現されている。


まぁ、30代になって、

結婚を2回して、

それでもなお、この気持ちを

感じられるのかと思うと

人生に希望は湧いたけれど。


とにかく、そう、

片思いで、

しかも相手のことはまるで知らないという

特殊な状況の中、


まぁ、それはそれは苦しかった。


一般人同士なら、

お酒でも飲んでお互いに

話して、脈あるとかないとか

そういう話でまた友達と盛り上がれるけどさ。


カウンセラーとクライアントっていう

特殊な関係性だから。


クライアントは治療にきているわけで。

しかも私の場合は

ヤバい体質を改善するために

来ているだけで。


状況は頭ではわかっているのに

この甘い気持ちには

歯止めが効かない。


人間の構造ってすごいなと

感心したな。


そこまで、人に対して

愛着をもてるんだな、

それも、本能的な欲求で、

制御するのも難しいと。


そうそう。


それで、私は陰性転移の方を

調べ始めたのね。


ちょっとでも、

苦しい恋から楽になりたくて。


そしたら、出るわ出るわ。


寂しかった記憶。

ひとりぼっちで孤独だった。

怖かった。

悲しかった。


それはそれはもう!


陰性の感情が嵐のように沸き起こり、

その感情は洗濯機の中に入って

ぐるぐる回るように。


私はもう、

ネガティブな感情に

身を委ねるしかなかった。


抑えが効かない。


どんどん沸き起こる!!


どんどん溢れてくる

過去のかわいそうな記憶たち。



その中で、パンドラの箱が出てきた。


どうしても開けるのが怖かった

パンドラの箱は、

一人で開けるのをやめて

先生の元で開けてみた。


無事に形が出てきて、

その中に4歳の女の子が

膝を抱えて倒れている。


その後で、

傷だらけになった私自身が

出てきたりとかね。


パンドラの箱の蓋が空いたと

思ったら、次に起こったのは、

底が抜けたということである。


なんじゃこりゃ。


こんな嵐のような

感情、情動の変化は

人生で初めてだった。


もう毎日2時間ずつ私は

セルフで自由連想をした。


1時間くらいずつ泣いてたかも。


夜中の3時になって

メモを急いで取る時もあれば、


明け方5時に思い浮かぶ夢があるから、

その夢を意識的に連想して、

ガバッと起きてまたメモをしていった。


とにかく次から次へ沸き起こるので

追いつくのが大変で。


なぜ焦ってまでも

書き留めるのかというと、

瞬間的に抑圧されてしまうから。


記憶がなかったことになってしまうのは

もういやだった。


私の場合、

もう11歳から、ずっと

感情を抑圧する日々を続けていたので、


ふっと「自分らしさ」が出てきても

その瞬間に抑圧してしまう。

自動的に。


だから、本当はこれやりたいって

直感的に閃いてもね。


それを瞬間的に消す

魔女的な自分もいる。


その両者が常に自分の中で

バトルをしていて、

私はとても疲れている状態なのね。


で、現実世界で

そのバトルを反映させていて、

結局、自分の「こうしたい」が

拾い上げられることはないから

数年ごとにバタンと倒れてしまうわけよ。


この流れは

絶対に変えたいと思った。


変えてしまわないと

時間切れになる。


私は今34歳。


あったかい家庭を作りたい。


時間がない、と思ってる。


これまでみたいに、

幸せよりも成功やお金を取るとか、

もうそういうことはしたくないし、


これからの人生は絶対に

自分で自分の人生を歩みたいって

心の底からそう思ったし。


いろんなセッションも沢山受けて、

コーチング、コンサル、セラピー、

スピリチュアル、ヒーリング、

各種講座に各種習い事、


最終的に行き着いたこの

トラウマケア。


絶対に私はここでなんとかしてやる。


という気持ちでいっぱい。


そういう気持ちでやっと

自分に挑むことができたから。


相当ヤバい記憶が

次々に・・・溢れてきてね。


私の場合、

体が強いのか理由はまだ

理解できていないけれど、


なんとPTSDという記憶すら

抑圧してしまうそうなのよ。


もう信じられない!

体を持って抑圧するなんて!


本来なら、

過呼吸になったり

血圧が乱高下するような

心的外傷ストレスをさ。


人に悟られないように

ものすごいエネルギーをかけて

自分の体の奥に閉じ込めて

なかったことにしている!



悟られたくない。


悟られたらヤバい死ぬ!


母にばれてしまって

母を不安にさせてしまうと

私が死ぬ!!


母を苦しませてごめんなさい!


私が死ぬから許してください!


という恐怖があった。


私はもう4歳の頃から

痛みを自分の体に閉じ込めていて、

母をそんな”危険因子を持つ”

私から守りたいって。


その願いで

ずっと生きてきたなんて!!


そうして、その裏を読むと

さらに奥深い理由がわかってくる。


それが、「女性蔑視」。


私がどの女性に対しても

心を開けなかった理由・・・


女性のカウンセラーには心を開けず

無意識に抑圧し。


さらに、男性カウンセラーでも

恋をするレベルまでいかなければ

解けなかった、無意識の中の抑圧・・・



それが、私が、私自身を

「危険因子」だと思い込み、


一番近くにいる「母」を

命がけで守りたいという思い。


そして、「助けて!」という叫びが

無念にも消えていったその”恨み”が

心の奥底に抑圧されてしまい、

「蔑視」「軽蔑」まで行ってしまった・・・


私の一番みたくない気持ち。


それが、

自分が自分の存在を

否定するという気持ちだった。


4歳のころ、

一番近くにいてくれたのは母。


その母に、

「私は私でいてはいけない」

という気持ちを純度100%で

投影してしまったものだから。



「私は私でいてはいけない」

これが母を通じて転じてしまい、


「私は、女性でいてはいけない」と

書き換わったまま脳に、体に

刻み込まれてしまった。


私はそのプログラムを

もう幼稚園の頃から自分に刷り込み、

そのプログラム通りに大人になった。


そして、もう数え切れないくらい、

それを正当化する経験を積んでしまった。


「私は私でいてはいけない」

→「私は、女性を楽しんではいけない」

→「結果、成果、実績が全てだ!」

→その通りに行動して結果が出る

女性性を否定し、男性性が正しい、

という概念を確認してきてしまった。


この隠された秘密のプログラムは

どんどん頑丈になっていって。


周囲から優しさや愛情を

向けられたとしても、

それを瞬間的に跳ね返して、


「受け取るよりも先に与えなさい!」

という男性性全開の人生に

なってしまっていた。


・・・私は女性なのにね。


本来ならおっとりした性格なのに、

いつの間にかジャンヌダルクみたいな

激しい生き方に変わってた。


だから私は、心の奥底にある

「女性蔑視」の考え方を

現実に何度も、何度も、

反映していたんだ。


「気づいて!」

「助けて!」という、

4歳の頃の自分の悲鳴に気づくために、

私は2回も結婚に失敗したのに

それでもまだ、気づけなかった。


ボロ雑巾みたいにこき使われる

シチュエーションを自ら

体験しにいってさ。


それでも、私がアホみたいに

気づけなかったのは、

母を命がけで守りたいがため、

だったってわけ。


”絶対に、母を苦しめない。”

という命をかけて誓った

私との約束を守るために、

私は女性である自分を否定し続けて

ここまできてしまったのよ。


はぁ〜〜〜〜。


おっっそろしい。


そして、こんなこと書いといて

なんだけど、


あっっほらしい。


なぁ〜んでそんな30年前の

プログラムを何度も再現しなきゃ

いけないのよ、と


あくびが出る。


そんなこんなで、

私はまだ自分の奥底に眠る

気持ちに気づいたばかり。


この記事はだいぶ

純度が高いと思う。


だいぶリアルタイムで綴ってるからね。


油断は禁物。


私、アホだからすぐにまた

自分の気持ちを抑圧してしまうんだもの。



もう、部屋の壁じゅう、

まるで物理学者の研究室みたいに

紙だらけなのよ。


気になった言葉とか、

覚えたい考え方とか、

考えたこと、

忘れたくないインスピレーション、


絵にしたり言葉にしたり

マーカーで囲ったりしてもう

ホントに大変!!


生き方を変える。


「今この瞬間、瞬間の

生き方を変えていく」


「安心を選択しながら生きる」


「嫌のなものは嫌って言えるか」


先生が毎度毎度伝えてくれる、

私にとってはとても大事なフレーズ。


もうでかでかと、大きな字で(筆でよ!)

模造紙に書いて、毎日眺めてる。


毎日眺めて、言葉にして言って。


それでもさ!!


自我を抑圧する

魔女的存在が私の中に

根強く存在しているのよ。


もうホント、嫌。正直。


なんでこんなに私ばっかりって

思うときもある。


ど〜してもっと簡単に楽に

生きれてる人がいるのにって。


でもね、ブツブツ言いながらも

私は楽しんでるんだ。


こんな論文研究みたいな深さで

自分のことに没頭するなんて、

なかなかできることじゃないもの。


陽性転移も

陰性転移も

なんとか転移とか投影とか

もう分かんないけどさ、


なんでもいいけど

私は今の自分が大好き。


がんばれ!私って思ってる。


そして、ここまで連れてきてくれた

これまでの先生方にも

全員にお礼周りしたいくらい。


そして、今、この暴れ馬かそんな感じの

最高に面白い体質を持った私の

面倒を見てくれている先生にも

感謝の気持ちでいっぱい!!


もう、みんなにありがとう!!


the end…