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前に進んでいる感覚が欲しい

来年度の人事が発表された。
私には、今年度と同じ生徒と、同じような仕事が割り振られていた。

そのこと自体は、ポジティブに捉えている。
今年度一年間で、教員としての仕事のしかたや1年の流れをある程度掴んだから、来年度はもっと落ち着いて、効率よく仕事ができるだろう。
仕事量もそんなに増えなさそうなので、仕事ではエネルギーを節約し、プライベートを充実させられそうだ。

だけど正直なところ、仕事に対するモチベーションが少しだけ下がっている自分がいる。
私は仕事にすべてをささげたいとは全く思っていないし、むしろ、ワークライフバランス重視派の人間だ。
なのに、なんでモチベーションが下がっているんだろうか。

そう考えてみたら、「前に進んでいる感覚」が無いからなのではないか、と思った。
1年間必死で頑張ってきて、この1年で人として、教員として、大きく成長できたように自分では感じている。
でも、来年度も与えられるのは、同じ仕事。同じ生徒。

贅沢な悩みとは分かっているものの、なんとなく、退屈に感じている自分がいる。
そして、自分が人としても教員としても成長しているということを、管理職や先輩の先生方に気づいてもらえていないんじゃないかと、少しだけ寂しい気持ちになった。

というか、教員って基本的にそれぞれが教室内で生徒を相手に仕事をするから、自分の頑張りや成長を他の人に気づいてもらいにくい仕事なんだなと。
もうそういう仕組みなので、そこはしょうがないよなと思う。

他の仕事もそうなんだろうけど、常に新しい事にチャレンジさせてもらえるわけじゃない。
だからこそ、自分で自分の仕事に対するモチベーションを常に探し続けなきゃいけないんだなと、改めて思った。

そして来年度は、「前に進んでいる感覚」を仕事以外で得るために、空いた時間で何か新しいことを始めてみようかなと思う。
久しぶりにピアノで一曲仕上げてもいいし、
気になっていたボルダリングやボクシングを始めて体を動かしてもいいし、
将来、新しい世界に触れる機会を増やすために、英語の勉強も続けていきたい。

与えられた環境や仕事に意味を見出しながら生きる練習だと思って、
来年度も「前に進んでいる感覚」を自分に持たせながら、楽しく生きて行けたらなと思う。

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