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教員が16 personalitiesを久々にやってみたら、擁護者(ISFJ)から建築家(INTJ)に変わってた話

今日は16 personalities性格診断の話。

数年前に16 personalitiesの診断をしたときは、何度やっても擁護者(ISFJ)だったのだが、つい最近もう一度やってみたら、建築家(INTJ)に変わっていた。
個人的に面白いなと思ったので、自分の人生のどのような変化が性格特性に変化を及ぼしたのか、考えてみようと思う。

各アルファベットの持つ意味はこんな感じ。
E(外向型)― I(内向型)
S(感覚型)― N(直感型)
T(思考優位)― F(感情優位)
J(審判者) ― P(知覚者)

私の場合は、ISFJ⇒INTJなので、真ん中の2つが変わったことになる。

  • 1つ目の変化:感覚型(過去の経験に基づき行動する、現在の安定化を好む)から 直感型(未来の様々な展開を想像し、現在に変革を迫る)へ。

  • 2つ目の変化:感情優位(決断を下すとき、自分や関係者の感情を重視)から思考優位(決断を下すとき、論理的な整合性や合理性を重視)へ。

内向型(内省と思索から活力を得る)で審判者(計画的、慎重に行動する)なところは変わっていない。

自分の人生のどのような変化が性格特性に変化を及ぼしたのだろうか。

学生から社会人へ

1つ目の大きな変化は、学生から社会人になったということだ。
同時に初めての一人暮らしも始めたので、時間的な余裕がかなり減った。
そのため、仕事をするにも家事をするにも、合理性を発揮せざるをえない環境に置かれている。

また、忙しくなったことで、時間だけでなく、人の体力・気力にも限界があることが分かった。
だから、人生のエネルギーをどこに割くべきか、どうしたら省エネで多くのことをこなせるか、ということを常に考えている気がする。

このことは、感情優位から思考優位への変化に大きく関係しているように思う。
たしかに最近、「感情を切り捨てて、頭で行動しているな」と感じることがすごく増えた。
一人暮らしの社会人は、感情を優先している場合ではないくらい忙しい、ということなのかもしれない。

教員という立場になった

2つ目の変化は、自分が教員という立場になったということだ。

教員は、教室という一つの社会を機能させるために、常に子どもの行動をジャッジし、何かしらの反応をしなければならない。
生徒が何か不適切な行動をした場合に、教員がそれを放置していると、クラスの秩序が少しずつ崩れていく。
そのため、感情的になる必要はないが、不適切であることをクラス全体に周知する反応をとる必要がある。
その反応の積み重ねこそが、子どもたちが安心していられるクラスづくりであるということを、今年1年間で痛いほど学んだ。
教員は、母親や友人のようでもあると同時に、警察官や裁判官でもある。その役割を臨機応変に切り替えながら、クラスという社会をどうにか保っていく必要がある。
その時に、自分の感情や、生徒一人ひとりの感情を優先なんてしていられない。
そりゃあ、感情優位から思考優位にもなるようなあと思う。

さらに、教員をやっていると、常に反省と変化が求められる。
比較的いい授業というのはあるものの、完ぺきな授業は存在しないし、生徒によって受け取り方も変わる。
そのため、毎回授業後に、いつも「次はこれを試そう」「来年はこういうシステムを作ってみよう」などといった反省やアイデアが出てくる。
まだ1年目なので、現状維持に努められるほど授業スタイルは確立していないし、スキルも不十分だ。
このことが、感覚型(過去の経験に基づき行動する、現在の安定化を好む)から 直感型(未来の様々な展開を想像し、現在に変革を迫る)への変化に影響しているのかもしれない。

私は教員になったことで、前よりも少しだけ合理的に、そして変革を好むようになったみたいだ。
これは人間的な成長でもあるが、同時に何かを失ってもいるのかもしれない。

mbtiの結果を使うことで、自分に起こった変化を分析することができて、面白かった。
また10年後くらい、ライフステージが変わった頃に診断したらもっと面白いかもしれない。

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