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「花」でつながっていくコト

スマートコンポスト『コムハム』

微生物群コムハムが、一般的なコンポストにくらべて
・廃棄物の分解処理スピードが速い
(一般的コンポスト:数週間~数カ月 / コムハム:1-3日)
・CO2排出量が9分の1程度

といったメリットがあるそうです。

ここでできた『堆肥』は塩分濃度の観点から、
野菜ではなく、花へ使用するのが適しているそうです。

私が住む「花のまち」にピッタリではないですか!

CO2排出も抑えられて、カーボンニュートラルとも相性がよい!


『コムハム』撹拌部内

☆ ☆ ☆

9月末に札幌で開催された「オータムフェスト」で
この『コムハム』を導入すると報道で知ったので、
現地まで見学・取材に行きました。

東西に延びる大通り公園内はすごい人・人・人…。
その人たちをかき分けて進んだ先の
飲食会場の下膳ブース横に
協賛ラッピングでおしゃれな箱の『コムハム』2台発見!

『コムハム』機体の上部にはのソーラーパネルはしっかり南向き。
ここでできた電力は機体内での撹拌とデータ送信を賄っています。

協賛ラッピングされた機体と取組説明


<運営担当者へご質問>
Q、『コムハム』2台設置してみて、いかがですか。

A、昨年の来場者を想定して2台を設置したのですが、
今年は来場者規制がないため、昨年の3倍の人出です。
『コムハム』での分解量を超えての生ごみが出ています。
投入しきれなかった生ごみは、産廃ゴミ置き場のプレハブ内に置いています。明日、産廃として処分してもらっています。

Q、稼働状況はどうですか。

A、イベント開催から3週目ですが、天気にも恵まれソーラーパネルも
順調に発電していますよ。『コムハム』もフル稼働です。

<下膳スタッフの方にご質問>
Q、下膳の残り汁や食べ残しを集めるとき、気を付けていることは何ですか。

A、水気を切ること、分別することですね。
これをしっかりやることで、処理速度は違ってきます。
投入は1日1回で手間がかからないですよ。
翌日にはほぼ分解されて、生ごみは堆肥化してほぼ無くなっていますから、また投入するだけです。

<再び、運営担当者へご質問>
Q、イベント期間終了して、できた堆肥はどう活用されるのですか。

A、取り出して乾燥させ、大通りの花壇を管轄する
「札幌市緑化協会」へ提供します。
大通公園を利用される、みなさんの目を楽しませてくれる花壇の
「花」に還元していただきたいと考えています。



ビルに囲まれる大通公園

待ってました!

大通り公園での取材から2Wが過ぎた10月上旬。
予定されていた実証実験のために
コンポスト『コムハム』が町内の認定こども園に到着。

・こども園からでた、調理時の生ごみ・食べ残し
・育苗花柄

これらを投入して、処理実験を行っています。
(※菌の特性上、投入する量や内容、種別には注意が必要)

日がどんどん短くなり、気温が下がっていく10~11月の実験。
とっても厳しい条件で、どれだけの結果がでるのか。

わたしのあたまの中ではすでに妄想してます。

夏の強い日差しのころ
「花まつり」などのお祭りやフェスの風景に
この『コムハム』があることで

「カーボンニュートラル」「SDGs」「フードロス」
を知るきっかけになってくれることを。


夏の風景

「花をみて美しい」
「お祭りで食して美味しい」
本来ゴミになるものが、活かされて堆肥になり
また美しい「花」に還元されること。

「花」からつながり、生まれる循環が
まちにしあわせをもたらし続けると考えると
どんどんワクワクしてきました。

次回は
『「2050カーボンニュートラル」カードゲーム体験会』
を予定してます。











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