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書く習慣DAY21 これまでで1番のチャレンジ


小心者の私には、これまでで大きなチャレンジをしたことが思いつかない。
強いて言えば、10年ほど前に大人気だった心理カウンセラー心屋仁之助さんの初級セミナーを受けたことだろうか。

心屋さんのセミナーといっても、ご本人ではなく心屋式のカウンセリングを学んだ認定講師の方が開催するセミナーである。
当時テレビ番組で大人気だった心屋さん。
そのセミナーを北海道で受けられる機会なんて滅多にない。
でも、自分の抱えている闇を見るのは怖いし、他の参加者に自分の悩みを知られるのは恥ずかしい。
参加するかどうかものすごく迷ったけれど、清水の舞台から飛び降りるくらいの気持ちで申し込んだ。

心身を削り、一生懸命働いているのに仕事も人間関係も何もかもうまくいかなくて、心理系の本を読み漁った。もちろん心屋さんの著書も。
本を読んで原因や仕組みがわかっても、自分一人でワークをするだけでは限界がある、と思い始めていた。

セミナーに参加するのは怖かったけど、自分の心の傷が思った以上に深いものだと知り、自分でも驚いた。それまで、私の人生がうまくいかないのは父親の影響だと思っていたが、実は母だった。

自分の気持ちを言葉にしようとすると、喉が詰まって言葉にならない。みぞおちのあたりが締め付けられて息ができなくて苦しい。言いたいことがあるのに、声じゃなくて涙が出る。
「私の悩みなんて大したことない」と思っていたけど、体の反応は正直だ。
心の奥にそっと鍵をかけてしまってあるものを自分一人で開けるのは怖くてなかなかできない。
怖かったけど、自分の問題の根っこが何なのかを知ることができた。
それだけでも大きな発見だった。

チャレンジって怖いことをやること。
怖い気持ちの向こう側にはきっと新たな発見がある。

年齢とともに腰が重くなり、興味があってもつい尻込みしてしまう。
だけど、自分の中に芽生えた「やってみたい」を無視しないで、怖いことこそ、チャレンジしたほうが良いのかもしれない。


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