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#22 サンタクロースってほんとうにいるの??

今日ね、「あわてんぼうのサンタクロース」の歌を幼稚園でみんなで歌ったんだよ。踊りながら歌ったんだよ。

長女が昨日、嬉しそうに教えてくれました。

長女の書いた自画像

それから、聞いてきました。

ねぇ、ママ、
サンタクロースってほんとうにいるの??

私はこう答えました。
いると思えばいるんだよ。

いると思えばいるんだよ。

すると、長女は嬉しそうな顔をして、
「サンタさんごっこをする!」「◯◯ちゃん、いっしょにやろう!!」と
次女に声をかけて遊び始めました。

大好きなおもちゃを袋につめこんで、「プレゼントをつくっているんだよ」と言いました。

また、手袋や帽子をかぶって、「サンタさんになるんだよ」と言いました。

次女は、ディーバイクにおもちゃ箱をガムテープでくっつけて「そりをつくっているんだよ」と言いました。

サンタさんのソリ(次女が制作)

子どもって、おもしろいなぁ。

「いると思えばいるんだよ」と答える理由

【1】大切なのは、ほんとうにいるかどうかではない

おばけとか、プリキュアとか、他のことで聞かれたときも
同じように答えています。

もっと良い答え方があるだろうし、
答えになっていないのかもしれないけど、
今の私にいちばんしっくりくるので、そう答えています。

だって、大切なのは、本当にいるかどうかではない、と思うからです。

だって、
いると思ったら、いるんだし、

そして、なにより、
いると思ったほうが絶対に楽しいからです。

【2】楽しいときは、ほんとうかどうかなんて、気にしない

子どもたちと毎日、絵本を読んで物語を楽しんでいます。

私は、そのとき、本当にいるかどうかなんて、全く考えていません。
ただ、楽しいから読んでいるのです。

子どもたちもきっと同じです。
絵本を読んだ後に、
子どもたちが本当にいるのかどうか、
聞いてきたことがないからです。

ただ、楽しいから読んでいるのです。
ただ、楽しかったなぁと思っているのです。

でも、ほんとうにいるの??と聞かれれば、
ほんとうにいるように思うのです。
少なくとも、私の心の中にはいるのです。

【3】心の中には、ほんとうにいる

たとえば、私はモンゴメリの「赤毛のアン」が大好きです。
赤毛のアンはノンフィクションではないけれど、
私の心の中には確かに「赤毛のアン」がいるのです。

たとえば、子どもたちは「ぐりとぐら」や
「おちゃのじかんにきたとら」が大好きです。

こどもたちが大好きな絵本

子どもたちの心の中には、きっと「ぐりとぐら」も、
「おちゃのじかんにきたとら」もいるのです。

今朝は、「サンタクロースと小人たち」を読みました。
童話館のぶっくくらぶの配本で出会った1冊です。

今朝、読んだ一冊

大人である私も、フィンランドのサンタクロースと小人たちに手紙を書きたくなりました。

【4】おもうことは楽しい

思うことの楽しさを改めて教えてくれた一冊を紹介します。

これも、子どもたちも大好きな一冊です。

大熊くんと小熊くんがひろった種をまいて育てます。
すると、どんどんおおきなかぼちゃになっていきます。
それに乗って、海へ、空へと冒険をしていきます。

「おう、こんどは そらくまだな。こぐまくん。」
「そんなくま、どこにもいないよ。おおぐまくん。」
「えほんのなかに いるじゃない?」
「おおおくまくん。ぼくたち、そらをとんでいると、”おもった”から、ぼくたち、ほんとうにいるんだね。
おもうこと また たのし、か! こぐまくん。」
かぼちゃひこうせんは・・・。
  いるかいないか わからない
  ふしぎなくまを のせながら
  ぷっくらこぉ ゆったりこ   

かぼちゃひこうせん ぷっくらこ

最後に

ものがたりを、子ども時代を、楽しんでほしい

この記事を書いていたら、大好きな石井桃子さんの言葉「子ども時代をしっかりとたのしんでください」を思い出しました。

石井桃子さんの言葉「子ども時代をしっかりとたのしんでください」

子どもたちには、いっぱいものがたりを楽しんでほしい、
それが子ども時代を楽しむことだから。

そう改めて思いました。

なぜなら

ものがたりを読んだ楽しかった時間が、
ものがたりの中の誰かが、
必ず大人になったときのあなたを支えてくれるから。

私は今でもくじけそうになるとき、
赤毛のアンに力をもらっています。

サンタクロースもその一つ。

子どものとき、
サンタクロースが来るのを楽しみに待った時間、
枕元にプレゼントが置いてあって嬉しくてたまらなかったこと、
何をもらったかは覚えていないのに、
それらははっきりと覚えているのです。

その幸せな思い出は、大人になった今でも
灯りのように心の中を照らしてくれているから。

これからも子どもたちと一緒に物語を楽しんで行きたいです。

読んで下さるあなたがいるから、今日もnoteが書けています。 またお時間のあるときに見に来てくださると嬉しいです。