【雑記】猫の足音
君と出会って知ったこと
皆さんは猫に「足音」があることを知っているだろうか?
私は猫と暮らし始めるまで、彼らに足音があることを知らなかった。
勘違いのきっかけ
私はハリウッド映画が大好きだ。
特にアクション映画が好き。
その中でもヒーロー映画は格別で、
あのテンプレかつ勧善懲悪の世界観が好きだ。
『アベンジャーズ』シリーズは何周もした。
そこで出会ったのが『マイティ・ソー』。
北欧神話をベースにしたコミックヒーロー映画だ。
好きになったら裏設定まで知りたいタイプの私。
さっそく図書館で北欧神話に関する本を借りた。
北欧神話とは、主神オーディンと周囲の神々とのやり取りを描く物語。
深く語るには note の世界は狭く、私の知識は乏しい。
今回重要なのは主神オーディンの義理の弟ロキ、その子供たち。
『マイティ・ソー』をご覧になった方にはなじみ深い邪神ロキ。
彼には3人の子供がいる。
ヨルムンガンド(巨大なヘビ)。
ヘル(冥界の女主人)。
フェンリル(巨大オオカミ)。
「猫の足音」と関連があるのは、巨大オオカミ、フェンリルだ。
このオオカミを封じるために作られたグレイプニル(魔法の紐)の材料に「猫の足音」があるのだ。
この6つの材料は得難いモノとして描かれている。
「得難いモノ」=「実在しないモノ」ではない。
そうではないのだが・・・
私は「実在しないモノ」だと勘違いした。
「猫の足音」=「実在しないモノ」
北欧神話の本を読んだあの日以来、
私のなかで猫とは足音を立てない生物なのだ。
実際の猫と暮らして
猫と暮らし始めて4年。
最初に猫の足音を聞いたときは驚いたものだ。
とん、とん、とん、とん ♪
軽快に階段を駆け下りてくる足音。
妖精でもいるのかと思った。
だって「猫」に足音があるなんて想定外だ。
家族総出で音の出どころを探した。
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2年前。
2匹目の猫がわが家にやってきた。
足音はにぎやかさを増した。
とん、とん、とん、とん
とすん、とすん、とすん
どったん、どったん
ばたばたばたばた、ふぎゃー
小さな妖精は2匹に増えた。
この足音を聞くたびに笑いがこぼれる。
そして同時に思うのだ。