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【雑記】猫の足音

君と出会って知ったこと

皆さんは猫に「足音」があることを知っているだろうか?

私は猫と暮らし始めるまで、彼らに足音があることを知らなかった。

勘違いのきっかけ

私はハリウッド映画が大好きだ。
特にアクション映画が好き。

その中でもヒーロー映画は格別で、
あのテンプレかつ勧善懲悪の世界観が好きだ。
『アベンジャーズ』シリーズは何周もした。

そこで出会ったのが『マイティ・ソー』。
北欧神話をベースにしたコミックヒーロー映画だ。

好きになったら裏設定まで知りたいタイプの私。
さっそく図書館で北欧神話に関する本を借りた。

北欧神話とは、主神オーディンと周囲の神々とのやり取りを描く物語。
深く語るには note の世界は狭く、私の知識は乏しい。

今回重要なのは主神オーディンの義理の弟ロキ、その子供たち。

『マイティ・ソー』をご覧になった方にはなじみ深い邪神ロキ。
彼には3人の子供がいる。

ヨルムンガンド(巨大なヘビ)。
ヘル(冥界の女主人)。
フェンリル(巨大オオカミ)。

Wikipediaより

「猫の足音」と関連があるのは、巨大オオカミ、フェンリルだ。

このオオカミを封じるために作られたグレイプニル(魔法の紐)の材料に「猫の足音」があるのだ。

グレイプニル(魔法の紐)の材料
・猫の足音
・女のひげ
・山の根っこ
・熊のアキレス腱
・魚の息
・鳥の唾液

Wikipediaより

この6つの材料は得難いモノとして描かれている。

「得難いモノ」=「実在しないモノ」ではない。
そうではないのだが・・・
私は「実在しないモノ」だと勘違いした。

「猫の足音」=「実在しないモノ」

北欧神話の本を読んだあの日以来、
私のなかで猫とは足音を立てない生物なのだ。

実際の猫と暮らして

猫と暮らし始めて4年。

最初に猫の足音を聞いたときは驚いたものだ。

とん、とん、とん、とん ♪

軽快に階段を駆け下りてくる足音。
妖精でもいるのかと思った。

だって「猫」に足音があるなんて想定外だ。

家族総出で音の出どころを探した。

********

2年前。
2匹目の猫がわが家にやってきた。

足音はにぎやかさを増した。

とん、とん、とん、とん
とすん、とすん、とすん
どったん、どったん
ばたばたばたばた、ふぎゃー

小さな妖精は2匹に増えた。

この足音を聞くたびに笑いがこぼれる。
そして同時に思うのだ。

神話級の素材を手に入れてしまった、と。



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あららら
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