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【読書メモ】『嫌われ者たちのララバイ ヘビ、トカゲ、ヤモリ』

基本情報

タイトル:『嫌われ者たちのララバイ ヘビ、トカゲ、ヤモリ』
著者:松橋利光

読了日:2024年7月2日
メモ:図書館から


引用と感想

ぬるぬるしてんじゃねーの?
(前略)とってもさらさらしていて触り心地がいいんです。すんでいる場所が湿っている場合でも撥水性がいいのでさっと水が切れますし、成長に伴って脱皮をするので体表もわりと清潔です。ヘビを触る機会があったら、頭からシッポに向かってそっとなでてみて下さい。ヘビ観が変わるかもよ!

37ページ

サラサラです!
ヘビはサラサラすべすべです!

父の友人に爬虫類好きな方がいた。
ヘビも何匹か飼育していたので、とくに人馴れしている個体を触らせてもらったことがある。

本気マジでヘビ観が変わった。
他に同じような触感は出会ったことがない。

カナヘビはアイドル!
しかしトカゲたちも簡単にはつかまりません。チョロチョロ素早いのはもちろん、必殺のシッポ切り「自切」という技があります。
(中略)
もちろん再生するので心配はありませんが、再生したシッポではトカゲ界ではモテないらしいので、シッポを切らせるのもほどほどにしてあげてくださいね。

56ページ

わが家の場合はヤモリのシッポがよく落ちている。
犯人は愛猫2匹だ。

ヤモリは「家守」と書いて、家を守ってくれるから追い出してはいけないのだそうだ。

まさにその通りで、ヤモリが居なくなったわが家では、虫がよく出るようになった。
コバエやクモくらいならいいが、たまにチャバネGも出る。
(沖縄名物巨大Gことワモンゴキブリは出ない。名誉に誓って)

猫がわが家にやってくるまでGは出なかった(ヤモリはいっぱいいた)から、やはりヤモリと虫のバランスが崩れたのだろう。

猫たちよ、ヤモリだけは狩らないでおくれ。

ハブの恐怖
沖縄のフィールドで最も気をつけなければいけない存在がハブです。ヘビは通常、人の気配を感じるとすぐに姿を消しますが、ハブやマムシのような毒蛇はギリギリまで逃げることはありません。しかも攻撃的な性格なので、不意に彼らの射程距離に入り込んでしまうとガブッとやられるわけです。

71ページ

こちらも沖縄名物の毒ヘビである。

私が大学生くらいの頃にハブでひと騒ぎあった。
受験のために高校へ行こうとしていた受験生がハブにかまれたのだ。
学校横の通学路を歩いていると、街路樹から頭めがけて落ちてきたらしい。
幸いにも処置が速かったおかげで命に別状はなく、受験も別日に受けられたと聞いた。

この話、私は有名だと思っていたのだが、ネット検索で出てこなかった。
仕方がないので、木に登るハブの記事を貼り付けておく。


全体まとめ

幼いころから動物が好きだ。
ハムスターやウサギ、熱帯魚や犬など、いろいろな動物と生活した。

その中には爬虫類もいた。

小学生のころは男子に混じってカナヘビや木登りトカゲを捕りまくった。
高校生のころ、わが相棒ともいえるリクガメを飼い始めた。
同時期に弟がカメレオンを飼い始め、生餌(虫)集めに奔走ほんそうした。

爬虫類たちの美しくも愛嬌ある写真と、著者のユーモアあるひと言が、なつかしい記憶を呼び起こした。

眺めているだけで楽しい本だ。


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