見出し画像

自慢


ボクが

このお家にいたのは

昔のこと


あの頃は

幸せだった

大事にされていた

毎日名前を呼んでもらってた


ボクが年老いて

身体が思うように動かなくても

お母さんが抱っこして
ボクを運んでくれたし

家族みんな仲良しで
いつも一緒だったね


そのうち

ボクがお空に旅立ち

さよならする日が来た


それから

時が経っても


家族はボクの話をしている


知ってるよ

だって
そばに居るんだから


そこで

ボクのことを
いい犬だった

お利口だった

あんな良い子は居ない


そんな風に褒めている


ボクは

鼻が高いんだ

ここんちに来たこと

ここんちの家族になれたこと


だから


ボクも虹の向こうの仲間たちに
時々話してる


大切な

自慢の家族のこと

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?