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2023年大河ドラマ『どうする家康』観賞レポ #10

おかあきです。

歴史にも芸能界にも疎い私ですが
2023年大河ドラマ『どうする家康』の感想と
視聴後に聞こえてくる徳川家康公のメッセージを
投稿しています。
(信じるか信じないかは、お任せします)

これまでの経緯や初めて読まれる方は、マガジン

《 徳川家康公からのメッセージ集 》

をご覧ください。

毎週リアルタイムで視聴後に投稿できれば
最高なのですが、この時間帯は
子どもたちの世話に追われているので、
既にタイムラグが出ていることをご了承ください。

ここからは徳川家康公のことを
【殿】と呼ばせていただきます!

ドラマが今月で終了するため
このレポートも今年で終わらせる方向にしようと
今のところ、考えています。

そのため、11月に入ってからは
撮り溜めてしまった録画を
ほぼ毎日1~2話観るようになり、
有難いことに、その度
殿もお付き合いしてくださっています。

今回はドラマの感想と、
後半は殿がお連れになられた
豊臣秀吉公のお言葉をお伝えします。

ということで、今回は盛りだくさんになりました!

どの言葉も、皆さんの心に落とし込んで
お読みくださると
殿にも秀吉公にも喜ばれると思います^ ^


ここでは、ストーリーをざっくりと載せています。

詳しい内容は『どうする家康』の
Webサイトに公開されている
《これまでのあらすじ》をご覧ください(↓)

大河ドラマの感想

『どうする家康』の以下の回を視聴しました。

 第35回 欲望の怪物
 第36回 於愛日記
 第37回 さらば三河家臣団
 第38回 唐入り
 第39回 太閤、くたばる

この体質になってから
斬殺シーンや戦のシーンは苦手なので早送り⏩⏩

殿の難敵

第35回『欲望の怪物』の後半、松潤家康が
真田昌幸と対峙しているシーンがありました。

すると、無性にイライラしてきたんです。

私は真田昌幸役の佐藤浩市さんの
ふてぶてしい演技にすっかり引き込まれていたので
このイライラは…、きっと殿のお気持ちが
伝わってきたようです。

ドラマが終わると、そのイライラはスーッと消え
殿の声が聞こえてきました。

すまんのう やはり伝えておかねばならん
あの者(真田昌幸)は本当に厄介な男であった

何度合戦をしても戦術が読めんし、
お手上げになりそうなことも

「殿がお手上げ、…ですか。」

そうじゃ しかし、あの男にも弱点があった
それは…、また話そう
すまんが、今日はここまでじゃ では

この時は、その弱点は分かりませんでしたが
ここまで殿のイライラが伝わってくるとは
よほどの思いがあったのでしょう。

於愛への想い

第36回『於愛日記』では、殿の側室でありながら
子育てや殿のサポートに尽くす
於愛(おあい)の姿が中心的でした。

目の悪い於愛は、
同じ境遇を持つ庶民と触れ合う機会を作ることもあり、
庶民の間でも親しまれていたようです。

見終わると、殿の声が聞こえてきました。

於愛はのう、わしのためによう尽くしてくれた

家臣も皆信頼を寄せ、
また、於愛も家臣に信頼を寄せ、
とても救いになったお方じゃ
何度礼を言っても言い切れん

世のため、人のために動いた、
あのような者に溢れる世の中にしたい
そう思わせてくれた
本当に…、慈愛に満ちた方だった

さあ、まだまだ不穏な戦いは続く 参るぞ

ほのぼのとした雰囲気の殿でした

この回では、殿が家臣・鳥居忠次に
甲斐の巫女を探させていたのに、
忠次は巫女を匿っていたことが分かり
家臣同士で一触即発になりました。

しかし、ここでも於愛が動き、事が静まります。

「殿、鳥居忠次があの女性と寄り添うとは…。」

わしも初めは驚いた!
しかし、人の縁とは分からんじゃろう?
だから、招いた
ただ、それだけのことじゃ

つくづく、人の出会いを考えさせられる
そのような出来事じゃった…

殿と於愛のおおらかさが滲む回となりました。

「チーム徳川」の解散

第37回『さらば三河家臣団』では、
三河から江戸への国替え(領地異動)を
豊臣秀吉から命じられた殿。

殿の少年時代から仕えてきた家臣たちも
違う領地の城主として異動させられます。

「チーム徳川」を解体して、殿を押さえ込むことが
秀吉の目論見と思われます。

家臣たちを集め、江戸への国替えを告げるシーンで
重い口を開く松潤家康を観ていたら
寂しいときに感じる胸の痛みがズシリと感じました。

私はセリフを聞き取るのに集中していたので
やはり…、殿が一番寂しかったんでしょう。

殿は、視聴後にこのように語ってきました。

よいか、わしじゃ この出来事(国替え)はまあ、
関白様(秀吉)に従うしかなかった…
まだまだ力不足であったとしか
受け止めるしかなかった

それまで力を尽くしてくれた家臣たちと別れ、
また一から創る

こうして、わしは江戸を創り上げたのじゃ

「絶対に、今までにない町に仕立て上げる!」
これがわしの心に誓ったこと

『戦無き世』と『民が笑い合えるその世』を作ることを
江戸城を造り上げたときに心に誓った
ま、続きを見ようぞ

このような経緯で、殿が江戸に来られたんですね。

そして、紆余曲折を経て今の東京に発展していった
と思うと、感慨深くなりました。


第38回『唐入り』のあたりから、
殿は名だたる武将とのやりとりが増え
また、秀吉の命令に従いつつも、
暴走を引き留めようと奔走する姿は
現代の企業の中間管理職のように
見えてしまいました。

それと、秀吉の側室・茶々の存在が
不気味ですね…。

茶々役の北川景子さんの演技を観るのも
実は初めてですが
茶々の威圧感がガツンと伝わってくるので
圧倒的な演技力を観させてもらえている気分です。

重鎮との別れ

第39回『太閤、くたばる』で、
殿は息子・秀忠とともに
隠居していた元家臣・酒井忠次に会いにいきます。

この記事の最上部の画像は
酒井忠次の像です。

忠次は、石川数正とともに殿を支え、
家臣団のメンバーをまとめあげる
中心的な役割を持っていた方で
殿は絶対的な信頼を寄せています。

そして、忠次が先頭になって踊る『えびすくい』が
微笑ましくて好きでした。

忠次は、関ヶ原の戦いの前に逝去されますが
見終わると、殿は落胆した様子で語り始めました。

よろしいかな、家康じゃ
(酒井)忠次は、本当にわしの右腕じゃった

いつも叱られ、いつも慰められ、いつも讃えられ、
いつもいつもそばにおったから、
本当に本当に最期は辛かった…
(少し声が震えていました)

あの忠次がいなかったら、
三河はもう、いや徳川はもうなかったであろう
本当に礼を伝えても伝えきれん
あの忠次のような人はもう、
これからも現れなかった

わしはこの先、困ったことが起こると、
(殿は右手をみぞおちのあたりに置き)

心の中にいる忠次に話しかけていた
忠次なら何と言うのか、いつも問いかけていた

答えが出ると、あとは己の思いと重ね合わせ、
これからの行動に出た
そのくらい忠次には本当に教えられた

今頃、どうしているじゃろうか
こんなわしをここまで育ててくれたのだから、
きっと微笑んでいるに違いない

すまんが、このへんで終わるぞ
また用事があるなら、声をかけておくれ では

最後まで気落ちされたままでした

この回で秀吉は逝去し、
情勢はますますカオスになっていきます。

殿が豊臣秀吉公を連れて来られた

第39回『太閤、くたばる』を観た日の夜、
再び殿の声が聞こえてきました。

よいか、わしの友を連れてきたぞ!
この者の話を聞いておくれ

ん!?

次に、殿とは違う声が聞こえました。

よいぞ、家康 わしの名は豊臣秀吉
今、そなたがわしの若い頃の映像を
みていたというので、ここに来たまでだ
突然でご無礼を申し上げる

わしはただ、わしの心に思ったことを
実現させようと、
ただそれだけのことをしてきた
まあ、周りには猿だの言われてきた
何を言われようが構わん
ただ、心の思いに従ったまで

(織田)信長様には戦術を教わったつもりだったが、
わしは何を得意としていたのか、
最後まで分からんかった…

いつのまに身についたことといえば、
周りのご機嫌をとり、
わしという人を覚えてもらうこと
わしの名が広まれば、
わしに力を貸してくれるからのう

人と人とのつながりが広がっていくにつれて
得意気になっていたが、
いつからか、それが見えないものになっていた
盲目に近い 勘が外れたのではない
全く見えなくなったのだ
足元がおぼつかないところを必死に渡り歩くような…

「太閤」という称号を頂いても、結局そうだった
いくつ歳を重ねても、地に足がつけることが
これほど大事だったとは…
そんな気持ちで今もおる

わしもたくさんの戦をしてきた その償いの真っ最中
わしの我儘で翻弄された民衆にも償いをしておる
これはあまり周りに知られたくないのだが…
でも、もうよい
あれからたくさんの月日が経っているからのう

そなたよ、今の世は明るいか?

淡々と語っていました

「え?んー、少し暗いと思います。」

そうであるか… 
ならば、物で周りを明るくするのではなく、
自ら明るくなられるように努めよ

自ら明るくなれるものとは何か?
人それぞれ違うであろう

それを見つけられたら、それを心の拠り所、
そして人生の足元を照らす物として、
大切にしていきなさい

もし、また暗くなるようなら、
また立ち止まって考えればよいのだから

『心の拠り所』と『足元を照らすもの』
それを人生の最期まで絶やさずに持ち続けられる人が
大勢集まることを祈っておる
わしからは以上じゃ では

再び、殿の声に代わりました。

そなたよ、よくぞ秀吉の話を聞いてくれた
これを皆に伝えてほしい
けっこう大事なことを話されたと思うのは、
わしだけじゃろうか? あとは頼む では

世間が、世の中が明るい話題がないからといって
自分の心まで落とさなくていいですよね。

まずは自分の心を明るくさせるものを見つけ
それが『心の拠り所』になれば、
いつか『人生の足元を照らすもの』になる、
という解釈だと思っています。

数日後の夜、再び
豊臣秀吉公の声が聞こえました。

わしは皆から「贅の極み」と言われていたか…
やはり分かっておらんな、わしの気持ちなんぞ

よいか、あの金の茶室を造らせたのは、
わしのちっぽけさを
わし自身が認めたくなかったからである

あの茶室をみて、要人を招いたりしたが、
結局落ち着かず…
憧れとは一体何なんだろうか…
一歩ずつ近づいていたと思うておったがのう

さて、わしの独り言はここで終わる
そなたよ、世話になったな
もうここには来んでのう 安心しておくれ

そんなに物に拘らず、
憧れは心に留めておいたほうがよろしいぞ

『ほどほどに』ということだ では、さらば

秀吉公は百姓の子に生まれ、
今川家と織田家に仕えてからは戦を重ねて
天下人となった方です。

かの有名な「金の茶室」を造らせた目的は
周りに贅沢を見せつけたかった、というより
秀吉公自身が「贅沢」という憧れを
味わってみたかったのでしょう。

しかし、秀吉公にとって「憧れ」は
雲を掴むような、いわば夢物語だったのかも
しれません。


★次回に続く

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