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なぜパパ育休を取得しようと思ったか?

こんにちわ。今日はパパ育休を取得した理由とちょうど育休を取得して1ヶ月ぐらい経ったので、実際に育休取得してみてどうだったか?振り返りについて書きたいと思います。

なぜ育休を取得しようと思ったのか?

ずばり。本当に仕事しかしてこなかった…このままだと仕事しかできないダメ人間になる…と思っていたからです。昔から一つのことに集中すると周りが見えなくなるタイプで、猪突猛進型といいますか、だからスタートアップや新規事業が好きで、リクルートの時もかなりのハードワーク、妻と結婚してからも本当に仕事ばかりをしていたなと思います。土日、深夜も仕事、ToDoをこなしていないと落ち着かないタイプでした。

今回は2人目の子供で育休を取得しよう!と思ったわけですが、1人目の子が生まれた時には1ー2週間ほどしか休んでませんでした…当時はコロナもあり、妻も私もとてもストレスがたまり、(今ふりかえると私の1,000倍つまはたまっていたと思います)仕事もハードワークで、何度も家庭の雰囲気は最悪な状況になりました。

そんな時、何度も自己嫌悪になりました。「何故自分はこんなに仕事以外のことができないのか、ストレスなどに対して我慢する力が弱いのか、人の否定的な言葉を気にするのか…」などネガティブに思うことが多くありました。こういう経緯もあり、2人目の子供を授かった時、心の中で「育休を取得しよう」と決めていました。今まで必死に家族を守ってくれた妻の少しでも力になりたいという気持ちもあり、妻に育休の相談をしました。

育休で起こしたかった変化

ズバリこう考えました。「今まで仕事しかしてこなかったんだから、そりゃ他のことができるわけがない。一旦仕事全部STOPして、家事、家族、健康のことだけを考える、ネットの変なニュースとか、SNSとかもできる限り気にしないようにする、家族にとにかく全集中する、そうすれば何か変わるんじゃないか。そこでつくられた価値観ってひょっとして、どんな難易度高い仕事をするよりも、一生の糧になるとてつもないものなのじゃないだろうか。

と考えました。そして色々調べていくうちにパパの育休は子供たち、家族にとってもめちゃくちゃ良いことであると言うことがわかりました。パパが余裕を持って育休に入り、積極的にコミュニケーションを取るようになると、子供も自信を持つ、安定した子供になるということもわかってきました。ズバリ自分が起こしたかったのはこういう変化でした。とてもつもなくきついだろうけど、めっちゃ成長するぞ!そんな意気込みで育休をスタートしました。

育休怒涛のスタート


育休の始まりは本当に怒涛でした。育休始める前は「育休明けたら仕事に復帰できるかなー、キャリアどうなるかなー本でも沢山読もうかなー」など、のんきなことを考えてたんですけど、イメージで言うと上のような図で、もう、とにかく分刻みのスケジュール、家事、家事、家事、家事、子供、子供、子供、子供、と言う感じでスマホを見る暇なんてない、あれをやっていると、あれがうまくいかなくなり、その間に子供がギャン泣きする。そんなことの連続、40年生きてきたプライドのようなもの、一応、大人だと思っていた自分ですが、マジで何もできないんだと言うことを痛感させられました。もうキャリアの心配とかする以前の問題、人間として本当に何もできなさすぎて…本当にヤバいという状況…ただ目の前にやることは次々と迫り、全てが緊急事態、とりあえず家族を守るため、必死に育児、家事をこなすことに必死でした。

3歳の息子がまず耐えた

コロナ禍の出産だったので育休の始まりは1週間の3歳の息子とパパの二人きりの生活から始まりました。初めてのママがいない夜、幼稚園から帰ってきた時、誰もいない家に対して「おかあさーん」と呼んだ瞬間は涙が出そうになりました。

そんな息子に対して少しでも寂しい思いをさせたくない!そんな所から育休始まりました。そしていきなりの「お弁当DAY」!料理もろくに作ったことがないパパに対して、いきなりラストボスが登場するような運命の日から育休は始まりました。朝5時に起きパパのお弁当を楽しみに息子に忠実にリクエストされたものだけを作ったお弁当がこちら。

幼稚園から帰ってきた時、ドキドキしながらお弁当箱を開けると。

この画像って一生忘れないんだろうなと涙がジーンと出ました。育休中って本当不思議なんですけど、いっぱいいっぱいになっているせいか、なんか幼稚園の先生に例えば「昨日、ママいなくて初めて寝れたんですよ!」とか言うだけで涙がジーンと出てきそうになったりとか、まぁいっぱいいっぱいだったんですね。とにかく息子に寂しい思いをさせたくない、というその一心で色々頑張ったんだと思います。

育休開始2-3週間目あたり

育休2-3週間あたりになると、家事も自分なりのやり方でやりたくなってきます。でも本当に今まで素人なので全然うまくいかず失敗の連続、妻に怒られたり、子供が不機嫌になったり、パパは全然まだまだ即戦力じゃないんだなとこのタイミングでも凹んだりイライラすることが多かったです。

とにかくイライラ、落ち込み、MAXの日々が続き、でもこの時期になると気づいたことがあります。めちゃくちゃ苦しい時期を経験したからこそ、ようやく仕事ばっかりだった自分の脳みそにある一つの言葉が浮かびます。


なんで自分はこんなに変なプライドがあるの?


仕事しかやってなかったのに料理とか、掃除とか、子育てとか、なんでそれに対して色々指摘されて落ち込んだり、イライラしたりするの。今まで0ベースなんだから色々言われて当たり前じゃんかと、

別に家事、育児の目的はプライドを持つことでも、給料を上げることでもなく、世の中的にすげーとか言われることでなく、ただ目の前の家族が笑えば良いし、そのためには自分がまず余裕を持って、できないところはできないとちゃんと認めて、できないところは相談して、色々進めなきゃダメなんじゃないのと。今までの自分は本当にとにかく、自分だけで色々進めて、自分で完結していたことが多かったんじゃないの?と、そう言うことに気づいたのです。

育休で学んだこと

そう、こんなようなことを育休では学びました。仕事から離れて家事、育児、家族と向き合ったことによって、めちゃくちゃ人間力、生きる力みたいなものがついたようなそんな気がします。そして何より、一生の思い出になる本当にかけがえのない時間を過ごしているなと思いますし、妻、息子、娘と前よりもっと仲良くなれたんじゃないかなと思ってます。

そう、家族と仲良くなれた。
料理が少し作れるようになれた。
家事が少しできるようになれた。
謙虚であることの大切さに気づけた。

それだけで、本当に何ものにも変えられない貴重な体験ができているんだなとそう思いました。育休は本当に人生を生きていく上で、価値観とか、スタンスとか、本当に深いところを鍛えてくれるとても素晴らしいものだなと今では思います。
あと数ヶ月育休を過ごので、また色々その中でも変化やドラマがあると思いますが、間違いなくこの文章読んでいただいた「これから育休取ろうかな!」と思っているパパさんに言いたいのは。

絶対育休とった方がいい!!!!!!

ということです。育休を快く取得させてくれた会社、ダメなパパを温かく見守ってくれた家族、友人、noteの読者の皆様、本当に感謝しております!

育休を通して世の中、人生がより良くわかるようになりました!
家族、社会、全てに感謝です。

今日も一読いただきありがとうございました!
またお会いしましょう!

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