バイリンガルになりかけている…!(歓喜)
(完全な)バイリンガルやマルチリンガルはコードスイッチングと言って、その時に必要な言語にパッと切り替えることができるらしい。
わたしは英語を習い始めたころ、つまり中学に入ってからは、英語の単語を日本語に逐一置き換えて頭の中でも、課題としてアウトプットする際も日本語訳をしていた。逆もしかり。
数年勉強して少し慣れてくると、英語を英語で捉える、理解するということができるようになった(簡単なものなら)。
大学に入り英語の勉強をもっとしていくと、日常会話やよく使うフレーズも英語のまま捉えられることが多くなり、リスニング能力もだいぶ上がった。
独り言なら8割くらいは英語で表現できる(シャワー浴びながらよく英語でぶつぶつ言っている)。
会話はまだまだだけど、日本語を通さずとも、思考したものを英語で伝えられることも増えてきた。
しかし最近、頭のなかで英語と日本語が混ざるのだ。
頭のなかで音声にして?日本語で考え事をしているときも、日本語より英語が先にすっと出てくることがあるのでたまに英語が入る。
例えば、(ん?わたしもしかしてMessed upした?いやでもそれならThey’re gonna tell me)みたいな感じ笑。
他にも、英語の表現は思いつくのに、それに対応する日本語の言い回しが思い出せなかったりする。
例えば最近、「その言葉に聞き覚えがある」と言いたかったのに「聞き覚えがある」という表現が出てこず、代わりに英語で「it sounds familiar to me」という言葉が頭のなかをまわっていた。会話していた相手が日本語の言い回しのほうを補ってくれて会話は続いた。
また、英語で先に知った概念や知識や表現、また英語にしかない表現もそうだが、そういったものは日本語よりも英語のほうが先に出てきて、日本語だとなんて言うんだっけな、となる。
これも似ているが、感情(特にイライラ系。笑)や短いフレーズを表すときは英語になることが多い。starvingとかdisgustingとか。
何が言いたいかと言うと、英語を英語で理解し、英語が感情と結びつきつつあり、だいぶレベルはあがったけれど、まだ混ざってしまうので完全なバイリンガルとは言えないということだ。つまりタイトルのように、わたしはバイリンガルになりかけているのだ…!おそらく。
研究によると、外国語や第二言語を習得すると、感覚や世界の認識が変わり、もう知る前の脳みそには戻れない。わたしは変わった、今も現在進行形で変わり続けているのだ!!!
…完全なバイリンガルやそれに近いものになるには、ここからが遠いと思うけれど。
(ちなみに完全なバイリンガルになっていない状態を指す言葉の一つに「セミリンガル」という言葉があるが、これは年相応のネイティブレベルである言語が一つもない状態を指すので、今のわたしの状況とは少し違う。ダブルリミテッドとも呼ばれ、近年帰国子女やmixed racialや幼いころに非母語圏に移住した子供たちにとって問題視されるようになった。)
話は少し変わるが、帰国子女や留学から帰ってきた人が、日本語に一部英語を混ぜて喋っているのを聞いたことがあるだろう。あれはカッコつけているのではなく、脳の仕組み的に英語が先に出てきて楽だからそうしている場合もあるのではないかと思った。
言語と認識の関係については、『言語の力 「思考・価値観・感情」なぜ新しい言語を持つと世界が変わるのか?』という本を最近読んでいて、とても興味深いので気になる方は是非ご一読を。
最後まで読んでくれてありがとう。 るえな