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オーラルフレイルってご存知ですか?

こんにちは!歯科医師Hachiです!

みなさんは、オーラルフレイルという言葉を聞いたことありますか?

オーラルフレイルは、今後さらに加速していく超高齢化社会の日本においては、避けては通れない問題になるでしょう。

ぜひ今日の記事をお読みいただき、今後オーラルフレイルにならないように予防していただきたいと思います。


オーラルフレイル

オーラルフレイルとは?

「オーラルフレイル」は、お口の機能(食べる、話すなど)の低下や食の偏りなどを含み、身体の衰え(フレイル)の一つです。

この「オーラルフレイル」は、健康と機能障害との中間にあり、可逆的であることが大きな特徴の一つです。

つまり早めに気づき適切な対応をすることで、オーラルフレイルになったとしても、健康に戻すことができます。

オーラルフレイルの症状

・滑舌低下
・食べこぼし
・わずかなむせ
・かめない食品が増える
・口の乾燥
              ・・・など

これらはほんの些細な症状であり、見逃しやすく、気が付きにくい特徴があるため注意が必要です。

オーラルフレイルへの対応

高齢期において、「社会性の維持」があらゆる健康において重要だと言われます。

つまり、人とのつながりや生活の広がり、誰かと一緒に食事をするといったことが、フレイルの改善に効果があります。

また定期的に歯や口の健康状態をかかりつけの歯科医師に診てもらうことも大事です。

地域で開催される介護予防事業などさまざまな口腔機能向上のための教室やセミナーなどに参加してみるのも一つでしょう。


オーラルフレイルの危険性は意外と若い人にもある!?

上にオーラルフレイルのチェックリストがあります。

これで危険性があり・高いと評価された人は、

65歳以上で56.0%
64歳以下で51.7%

という結果となりました。

あまり変わらないですよね?

この理由はさまざまな要因があるようです。

オーラルフレイルの危険性がある人は上の項目にあるような生活習慣をしている人が多いようです。

つまり、食習慣やコミュニケーション量が関係してくるということがわかります。

先ほど述べたように、「社会性の維持」が大事ということがここからも言えます。

まとめ

オーラルフレイルは、硬いものが食べれなくなったり、口の渇きが気になるようになったり、食べこぼしが出るようになったり、さまざまなお口の機能の低下が生じる状態です。

これはまだ改善すれば健康に戻すことができます。

そのためには、食習慣やコミュニケーション量が重要になってきます。

もし、自分に心当たりある人、あるいは親戚の方で気になる方がいる人は、まずは勇気を出して人と関わることをしてみてください。

もしくは歯医者に行って、硬いものでも噛めるように治療してもらってください。

オーラルフレイルは進行すると、改善が難しくなります。

今日の投稿が皆様にとって参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

明日もよろしくお願いします!

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