X　スペースより　９６　「違法サロン（開業届を出さずに税金の支払いを免れる店）の話」

違法サロンという話 実際にわかったお話でございます
これ福岡で違法のマッサージサロン
メンエスの社長さんからのご相談なんですよ

ここは表向きには性的なサービスじゃないんだけれども
裏オプションでそういうサービスで提供していたお店

そもそも会社・個人事業主としての届け出もしてないっていうなかなか香ばしい状態です

こういう風にいわゆる違法営業やるって事の最大の社内のリスクって何かわかる？

社内のリスクがすごく大きいものがあるの、災害よりも・・

社員弱みを握られることなんです

結果、ここも従業員の１人が売り上げを持ち逃げしたの

社長が警察に被害届け出せないとわかってる
そのせいでキャッシュがなくなり、他の従業員に支払う人件費が滞ってしまったわけ

未払い企業の600万円っていうのを社長がこう分割で支払っていくっていう風に急遽女性たちにお願いしたんだけれども
早く払えっていう風に女性たちの彼氏が出てきたんですね

その彼氏たちは、社長さんの実家とかに行ったりその人の実家に鬼電したりして
簡単に言うと警察に突き出すぞみたいな手紙とかハードめの督促っていうのをやったわけ
それによって社長さんノイローゼ気味になった

一番の懸念は刑事事件に発展するかっていう問題なんですけれども

確かに理論上はスタッフにチクられるかもしれないけど
実態は果たしてやってくるかっていう話なの

だってチクれば彼女らも無傷じゃない
そもそも彼女たちも事業主だから申請すべきだし
結果的に脱税にも抵触してくるわけ

お互いに民事で終わらせよう手打ちにさせようっていう前提が働くってこと
もちろんプロレスは言ってくるんだけれども実際は違うわけよ
そういう風に予測できる

そうなるとじゃあ債権者いわゆるお猿さん思考の10人の女性だしね
で彼女と彼氏も含めて10カップルで彼女らっていうのは
互いにまあ現場で働く従業員同士だから、おそらくゆるい連携はあるはず

正攻法だったら、弁護士に入ってもらって、一人一人と和解金の話をまとめるということになるんですけども
その前にまとめていかなきゃいけない話があるのよ

それがこの連携を壊すこと

１０人毎月6万円ずつ10ヶ月 600万の未払い1人は60万円 だから
「6万円ずつ10ヶ月で返しますよ、これに応じる人」っていう風に
まあ和解金で言ったとしても 向こうが連合してしまう可能性があるわけ
「もっと早く支払え」と

だから先にこっちでオファーを出した上で
この時に「うちも予算があるから 3人早い者勝ちで」っていうのよ
残りは月1万でっていう風に伝えてしまうわけ

つまり 囚人のジレンマを誘発させようとするわけです

そもそもこの交渉に応じなかったらハード目の交渉をするよって
裁判で、実家を脅された事実について別件で争うって
だって親を詰めることって関係ないことだよね

飴と鞭だよね
優先の人を決めましょうと
そういうことにもそもそも乗ってこないんだったらムチも使いますよ

要は相手もさなかなか1人60万円の債権で長期化するの嫌なわけ
刑事事件に発展するのもめんどくさい裁判所で

だから相手の連携を崩すってお膳立てをしっかりしてから
弁護士に細かい作業は依頼するっていう前提が必要になる

当事者がやる分には何も問題はない・・・・

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