粉飾決算の化粧落とし(前半)

日野自動車による粉飾︎(=お化粧)の問題が話題でしたね
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/06634/

我々のお客様は法人が基本ですが、
その大半が「債務超過(=借金漬け)」です。
そして日野と同様に、
「お化粧直し(=粉飾決算)」している会社も少なくありせん。

まぁこれは再生現場の”あるある"のようなもので、
自社に化粧している自覚がない会社や、
化粧のし過ぎで元に戻れない会社も存在します笑

でも粉飾って難しいんです。
税務署相手に「ウソをつく行為」ですから、準備とアタマが必要です。
また一度やったら、翌期や翌々期の決算書にも影響を与えるので、「禁断の果実」です
綿密な準備とアタマが必要ですから、年商1億程度の中小社長にできっこありません。
中途半端にやれば、大体が「めくられ」ます笑

もしバレたらどうなるか?
化粧落とし(=修正申告)をすればいいのです。

「どう化粧を落とす」かは、
税務署担当者のモチベや状況次第なので、
修正方針を、担当から「提案」頂くのが一般的です。

その案件も「ばっちりメイク」でした。
早速修正案を税務署からもらったところ、
明らかに「過度な提案」でした。

こちらに落ち度があるとはいえ、
その修正指導は明らかに「やり過ぎ」。

これでは社長に還付金が1円も残りません。
そこから税務署との闘いが始まります….

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?