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X スペースより 203 「2023年取り上げた事件の話⑤」
これって納税なのかっていう
この会社の社長さん、年金も税金もいろんなもの全部借金付けで差押えされまくってるんですけれども
1番最初に年金事務所がその滞納を回収するためにその人の預金を差し押さえたと
で今度ですね税務所の方もその口座を差し押さえようとしたんですがもう金額はからだったと
そこでですね税務所が行った方法というのは
「おい年金事務所、てめえが取った金を俺の方によこせ」っていういわゆるジャイアン方式を行ったんですね
年金事務所と税金事務所の喧嘩
つまりのび太の金をスネ夫が取ったと
今度はジャイアンがスネ夫の金を取ったと
それは何かと言うと税務所の方がその滞納者日付が古かったのよ
こういうのって1番最初に滞納が発生したところが優先されるの優先債権っていうのは
だからそれを口実にして税務所の方が随分前から滞納されていたので
年金事務所とお前のとこよりこっちのは古いんでお前のところをクリアということで
最終的には税務所の方に年金は取られてしまったと
お金に名義上上とか下がないんで、いわゆる第1抵当第2抵当のようにこれも古いところが先という風に決まっているのね
これすごく面白くて
今度のび太からしたら「いやスネ夫には返済したんだから」と
結果的にジャイアンが満足してるんだから
これ私は両方に納税したことになりませんかていう理屈になったのよ
名義上年金は取ったんだから
ジャイアンとスネ夫の問題は僕には関係がありませんと
これ弁護士たちに色々聞いてったんだけどすごい解釈に困った
これはどうなんだと名義上差押えは場殺祭は年金事務所が行ってるから
これで年金はもう回収が終わってるというふうになってと
今度税務所の方は差押えはのび太にはしてないんだけれど、もうお腹はいっぱいであると
ということは実態ベースで考えていったらこれ両方に返したことに ならないのかっていう話になってしまいまして
果たしてこれ裁判が成立するのかなみたいな話になったんですね
誰に返した返せないのかっていうところを今度裁判で争っていくにあたって 果たして年金事務者はそれをやるのかどうかっていうところの問題になったの
結構これ裁判所裁判これ成立するのかっていうと難しくなるのこれ
万が一棄却されて裁判でアウトになったらこれ年金事務所メンツ丸潰れ出して前例作っちゃうことになるからね
前例を作らないっていうのが役所仕事にあるから
なかなかこれ実態としては動かないよねっていうところで結果的には回収が全部終わってしまったという話
https://twitter.com/oka_mikataで毎週日曜日20時より社長達の「借金トラブル」事例をスペースで配信中
聞き逃した方も大丈夫、過去の録音もありますよ
https://www.youtube.com/@user-xk9cb8hn3c/featured
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