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寄り道からの卒業

私は、中学生時代はやりたいことをやって過ごしていました。
そして中学3年になり、私も進路を考えなくてはならない時期になってきました。
ふと、自分のやりたいことを考えた時に、特に何も思い浮かばず、工業高校を受けようかと思ったりしていました。
しかし、工業高校を見学に行ったときに、不良があまりにも多く、ここに入学しても何も変わらないなと思い断念。

どうしようかと、しばらく考えている時に、小学校の頃に介護の世界に興味を持っていたのを思い出し、介護の道に進むことを改めて決意しました。
そして、進路相談を担任とした際に、介護の学校に行きたいことを伝えました。
すると、担任は『〇〇が行ける学校はどこにもない』とのことでした。
今思うと、担任は私の性格をよく理解していたからこそ、この言葉を投げかけたんだと思いますが、当時の私はとても腹が立ち、意地でも合格することを固く誓ったのでした。

そして、当時私の家がたまり場になっていたこともあり、私は思い切って、その当時つるんでいた友達に決別する意思を伝えることにしたのです。
数人は私が高校に入れるわけないから無駄な努力をするなとか、遊びながらでも受かるだろと適当なことを言っていましたが、私は縁を切らない限りは嫌でも家に来るし、そんな優しい奴らではないということを知っていたので、私の意志は変わりませんでした。

すると、1人だけ私に対して敵意を剝き出しにしてくる奴がいたのです。
口ではボロカスに私のことを否定し、文句を言ってきます。
私も意志が固いので言い返すのですが、最後は教室で取っ組み合いの大喧嘩。
机や椅子が散らばり、教室は騒然としています。
男性教員が数人で私たちをとめ、生活指導室に連れていかれることに。
しばらく、教師と三人で話をしていましたが、一度二人で冷静に話せと、生活指導室に二人にされました。
相手は『お前の気持ちはわかるけど、俺らツレだろ?そんな悲しいこといううなよ』とのこと。
ですが、私は「お前はそう思ってくれてるのかもしれないけど、あいつ等は自分がよければ良いってタイプだから、絶対邪魔するやん」と思っていることを正直に伝えました。
そうすると『俺が何があってもお前の邪魔をさせないから、ツレをやめるって言うのだけはやめてくれ』と言ってくれました。

そのおかげもあり、私は全力で受験に取り組むことができ、無事に福祉の専門学校に入学することができたのでした。

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