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ドラマ「A Table!」の料理を作ってみた。マリ・マクル・サハイジ

私は市川実日子さんが好きだ。
あの名作ドラマ「すいか」(2003年)をはじめとして、
荻上直子監督の映画「めがね」「レンタネコ」。
ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」「アンナチュラル」(もちろんラストマイルも)など、私の好きな番組には市川実日子さんがいるのだ。

ちなみに「レンタネコ」は市川実日子さん好きはもちろん、猫好き、そして田中圭さん好きにはたまらない映画だと思う。田中圭さんは猫たちよりもずっと出番は短いが、彼の魅力がものすごく引き出されている。おすすめ。
おっと、田中圭さん愛まで語りそうになっているのでそれはまたの機会に。

ここまでお読みになって、あれっ「ホットスポット」の話ではないの?とお思いになった方、もちろん見ています。
ドラマ冒頭、お風呂の中であの方がメガネをかけているのを見て、ほっとしたというかなんというか、まああれこれ考えたのは私だけではないはず。

何はともあれ私の趣味を察知したAmazonプライムさんがおすすめしてきたのが、「A Table!」。

「A Table!(ア ターブル)歴史のレシピを作ってたべる」
が最初のシーズンで、2023年。
続いて2024年に
「A Table!(ア ターブル)ノスタルジックな休日」
が放送されたとのこと。

藤田ジュン(市川実日子)と藤田ヨシヲ(中島歩)の夫婦が休日に料理をするドラマなのだが、登場人物の会話やそれぞれのモノローグ(独白)、買い物途中の吉祥寺近辺の風景、流れる音楽、全てが心地よい。

Season1では、ジュンが勤めている大学の教授から、歴史上の人物の食べていたかもしれない料理を現代風にアレンジしたレシピをもらってきて、それを二人で作る。
Season2では、家にあった古い「暮しの手帖」のレシピを二人で作る。そして東京のちょっと懐かしい場所やあまり人のいない、それでいて落ち着く場所を二人で散歩する。

「暮しの手帖」はうちの母も読んでいたような気がする。
「暮しの手帖」連載の「すてきなあなたに」というエッセイ本が何冊かうちにあって、それを読むのが好きだった。
たぶん小学生の頃。

と、いうわけで、最近この番組に出てくる料理を少しずつ作っている。
番組のインスタグラム(@a_table_recipe )にレシピが載っているので便利。


マリ・マクル・サハイジは、マルコ・ポーロにちなんだ料理。
13世紀ホルムズ風塩漬けマグロの素揚げなのだそうだ。
東方見聞録にこれを食べている描写があるらしい。
ちなみに東方見聞録はマルコポーロが書いたのではないとのこと。マルコポーロから話を聞いた人が書いたらしい。

【材料】
マグロのサク・玉ねぎ・ネギ・レモン・胡桃・コリアンダー粉・シナモン粉。

【作り方】
1️⃣マグロのサクを買って来て、塩をふりしばらく置いてから、ごま油で素揚げをする。
2️⃣薄切りにした玉ねぎと小口切りのネギを10分くらい茹でるというか煮る。
3️⃣レモンを輪切りにする。
4️⃣お皿に薄切りのレモン・ネギたちを敷いて、その上にあげたマグロを乗せる。
5️⃣コリアンダー粉・シナモン粉・みじん切りした胡桃を混ぜ、小皿に入れて出来上がり。これをかけて食べる。

完成!

マリ・マクル・サハイジ
下に敷いたレモンを絞って食べても美味しい。

スパイシーで今まで食べたことのない味なんだけど、美味しい。
ビールやワインによく合う。


食事をしながらの何気ない会話に、ハッとさせられる言葉がある。

他人に理解されなくてもいちいち気にしないこと

Season1  第9話より

美味しい料理に加えて、沁みる言葉。
おすすめです。


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