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B'zと私の11年の出会い


B'zは今年で結成35周年


私の趣味は音楽鑑賞、そして歌を歌うことだ。

会う人会う人に「好きなミュージシャンは?」と聞かれたら、一番最初にこう答えるようにしている。

「私の一番好きなミュージシャンはB'zです」と。

9月21日、B'zは結成35周年を迎えた。
これだけ長い間活動し、今だにスタジアムクラスでライブが出来るバンドは、そういないだろう。
※B'zはユニットではなく、「バンド」である。メンバーは2人であってもバンドはバンドなのである。初めて知った諸君は覚えておくように笑。

長年大きなスキャンダルもなく、バンド内の喧嘩や亀裂もなく、ここまで走り続けてきた彼ら。「最先端から加速する」をキャッチコピーに数々のヒット曲を世に送り届け、TVの出演回数が少なくなってもさらにヒット曲を出し続けている彼ら。
本当に物凄いことである。

さらに私自身凄いと思うのが、ギター、作曲、B'zのリーダー及びプロデュース担当の松本孝弘氏、ボーカル及び作詞担当の稲葉浩志氏は、、、
自分の親よりも遥かに年上なのである。
(親の年齢は伏せておくが、)自分と同年代のミュージシャンやアイドルなど数多いるはずなのに、どうして彼らのことが一番好きになってしまったのか。
(何の因果か知らないがこの件以来、彼らとほぼ同年代の芸能人ばかり好きになってしまうことになる。)

そしてこの出会いが私の人生観・音楽性までも大きく変えてしまったのか。

彼らとの出会いが自分の人生を大きく変えるターニングポイントとなった。

記念すべき今日のこの日に。B'zと私が出会ったきっかけを思い起こしてみようと思う。

出会いは中学3年生の頃。1冊の漫画と姉の話から。

今から11年前。思春期真っ只中の多感な時期だった。
(この頃B'zはGO FOR IT, BABY-キオクの山脈-をリリースした直後だった。
いやーーっ、時が経つのってあっという間だね!!😄)

ちょうど私はその頃漫画・アニメにハマっていた。中でも銀魂はかなり好きだった。コミックスも自分のお金で買えるようになり、単行本20巻の竜宮城編を読んでいた時のこと。登場人物のうちの一人、志村妙が無人島の上、海に向かって

「あの娘は太陽のコマチッエンジェ〜〜〜〜やや乱れてYOセイいい〜〜!!」
と歌っていたのである。
(第百七十五訓「一人の時間も大事」より)

これを読んでた当時、志村妙が何を言っているんだかさっぱりわからなかった。
(この曲がリリースされたのは1990年で、自分が産まれる8年も前のことだったのだから)
原作者の空知英秋先生は昔の懐かしネタを使うことも多かったので、母親に聞けばわかるだろうと思い、単行本片手に聞いてみたら
「あぁ〜!それB'zの太陽のkomachi Angelの歌詞だよ!」
と教えてくれた。

早速母親とYouTubeで見たところ、(確か2003年に行われたThe Final Pleasure“IT'S SHOWTIME!!” in 渚園~の映像が出回ってた気がする。)
ラテン調の曲ではあるものの、所々Angel〜!!やYeah!Yeah!と掛け声があって楽しくてイイ曲だなと思った。そして中学生ながら稲葉さんカッコいい💕と思ってしまったのも事実。
♦︎ultra soulやイチブトゼンブは前から知ってはいたが、私がB'zのファン=Brother(B'zのファンの間でBrotherと呼称している。)になるきっかけの曲は、実はこの太陽のkomachi Angelなのである。

さらにほぼ同時期に、姉のクラスメートがある行事の道中のバス内で「いつかのメリークリスマス」を流してくれたらしく、アーティスト名はわからなかったが、歌詞とメロディは覚えてきてくれたので、聴いてみたところ同じくB'zの曲であることが判明した。この曲も同じく聴いたところ、先ほどの曲とは打って変わってクリスマスの音色溢れる、しかもなんと切ないバラードとのこと。一瞬泣きそうになったのを覚えている。

そして2枚のアルバムとの出会い

その後私がBrotherになる決定打となった、2枚のアルバムが家から発見されることになる。

B'z The Best “Pleasure”B'z The Best “Treasure”である。

このジャケットの色からファンの間で「金盤」・「銀盤」と呼ばれている。
(ちなみに鬼龍院翔さんもおっしゃっていたが、金盤のスリーブは指紋が付きやすい笑)

なんとリアルタイムで母親が買っていたらしく、その後子育てもありしばらく聴いていなかったそうだ。約16年の時を経て出てきたということだ。

Pleasure(金盤)の1曲目に収録されている「LOVE PHANTOM」を聴いた時は衝撃的だった。稲葉氏の高音のシャウトと、松本氏の合間合間に流れる速弾きのギターに秒で虜になった。そしてやっぱり稲葉氏はイケメンだった。

Treasure(銀盤)1曲目の「BLOWIN’」も心動かされたし、2曲目の「恋心 (KOI-GOKORO)」も自分が産まれる前の曲なのに(全部そうなのだけれど)歌詞に共感しまくったのを覚えてる。

もう全ての曲の歌詞とメロディが良すぎて、何もかもが好きになってしまった。

もうそこからは「飽きるまで抱き合ったなら な〜お〜さ〜ら〜🎶」(17th
シングル「love me, I love you」歌詞より)と言わんばかりの勢いで、毎日のようにB'zを聴きまくる日々になった。

もちろん友人にもB'zを勧めたし、稲葉さんのカッコ良さについてこれでもかと言わんばかりに、語り尽くした。

少し前までは世間がAKB48色に染まっていたのもあって、今までそこら辺のJ-POPしか聴いていなかった私。そんな私がハードロックに魅了され人生の大部分を占める音楽もとい存在になってしまった。
周りの子達には「絶対聴かなそう。」と言われていたのに、一番聴く存在になってしまった。未だに私を知らない人にB'z好きを伝えると、驚かれることが多々ある。(私も初めてB'zを見た時、めっっっちゃ怖い男の人達と思っていたのだから。)

その時のB'zは全米ライブをやっており、テレビにもほとんど出ない時期だった。
なんとかテレビにB'zは出ないのかと、切に願っていたところに、
その年のMステスーパーライブに出演してくれたのである。B'zが出ると知った時は、冗談じゃなくほんとにテレビの前で飛んで跳ねて喜んだ。

そのステージで「イチブトゼンブ」と「愛のバクダン」を披露してくれ、大いに盛り上がった。(その後の出番が福山雅治さんだったのが、あまりにも盛り上がり過ぎて、喋りにくそうだった笑)
テレビなのに目の前のステージを自分たちのモノにし、まさにLIVE-GYMだった。

さらにそれから歴代アルバムも全てレンタルして聴き、歌詞もメロディも全部覚え、(もちろん「恋心 (KOI-GOKORO)」の振り付けもちゃんと覚えた。)LIVE-GYMは必ず行き、カラオケではB'zしか歌わないという驚異的なことをやりのけ、あれよあれよという間に月日は経っていた。

高校受験の合格祝いでは「BANZAI」を聴きながらケーキとペプシで笑お祝いしてもらったのを覚えている。(当時B'zはペプシのタイアップをしていた笑)

高校入学後は松本氏、稲葉氏が影響を受けたAerosmith、Guns N' Roses、Whitesnakeなど70.80年代の洋楽ハードロックを聴き漁るようになった。
ほんとにハードロックに入り浸った。そればかり歌うようになった。
元々地声が人より高かったのもあり、キーが合っていたのもあって、周りのことなんかお構いなしに歌ってた。(そばに親がいる自分の家の中でも)
とにかく自分の人生に欠かせない存在になった。
自分で気にしなくても、いつでもそばにいるようなそんな存在。そこまでの大きな存在になった。

ほんのいっときだけB'zを聴かなくなった。


そんな私でも一時期アニメにハマりまくって、ほんの少しだけB'zを聞かなくなった時がある。2021年の冬、ちょうどLIVE FRIENDSが行われ、FRIENDS IIIがリリースされた頃である。(ごめんなさい。FRIENDS IIIちゃんと聴いていません。本当にごめんなさい。)
その翌年、Highway Xツアーが始まり、久しぶりにB'zを聴いた。

故郷に帰ってきたような、懐かしい気持ちになったのである。
冗談抜きで泣きそうになった。これも一種のノスタルジーなのだろう。
楽しい時も、辛い時も、悲しい時も、嬉しい時もいつもそばにいてくれたB'z。
やっぱりこれからどんな時も忘れることは出来ないんだろうなと思った。

気づいたら、11年間ファンを続けていた。


そしてもうひとつ。タイトルの通り、自分でも驚いたのが、
振り返ったら、11年ファンを続けていたということ。
好きと言えば好きだけど、これからも好きでいるんだろ〜な〜くらいの気持ちでしかなかったのに、気がつけばこんなに長い年月の間好きで居続けたのである。

これってやはりもの凄いことである。自分よりも遥かに年上なのに、こんなにも魅了してくれる2人。なぜこんなにも夢中でいられるのか。
もちろん良い曲を作り続けているのもあるけど、自分も含め、ファンが口を揃えて言うのは、

2人が楽曲作りやファンに対して、謙虚だから。

普通ウン十年と活動していて、曲もヒットを飛ばし続ければ、地位も名誉も手に入る。そりゃお金もバンバン入るから、活動なんてしなくてもいいのである。
でも、B'zは違う。

アラ還(デビュー日9月21日時点:松本氏62歳、稲葉氏58歳)になった2人でも、ほぼ毎年のようにアルバムを作り続け、ツアーもする。
(今年のLIVE-GYM Pleasure 2023 -STARS-のツアースケジュールを見てみるといい。体育会系の部活並みに凄いから。)🔻


彼らは本当に音楽が好きだから。ギターを弾くのが、歌を歌うのが好きだから。
お互いをリスペクトしているから。お互いが本当に大好きだから。

またライブに対しても毎回全身全霊全力のパフォーマンスを見せてくれる。手抜きなんてものは一切しない。たとえ数百人しか入らないホールクラスになったとしてもだ。
MCの時、2人は一昔前のロッカーのように「お前ら!!」などと乱暴な言葉を使わないし、いつ何時でもファンのことを「みなさん」と言ってくれる。そして明らかにファン層が年下なはずなのに、毎回敬語で丁寧にお話しをしてくれる。ちなみに私はライブが終わったあと、「気をつけて帰ってくださいね!」と言う稲葉さんの言葉が好きだ。

こんな風に音楽以外にも本人達の姿勢が真っ直ぐで、丁寧で真摯だからこそ、長年愛されこれからも愛されていくのだろう。


やっぱり大好きだよ。B'z。

PS:昨日9月23日、稲葉氏が59歳の誕生日を迎えました。

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