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1年半の会社員生活で学んだこと

新卒で入社した会社を1年半で辞めてからしばらく経ちました。

そんなに早く退職したくらいだから、よっぽど仕事が嫌だったのかと聞かれることもありますが、そんなことはないです。むしろ、貴重な経験をさせてくれた会社に感謝しています。

Sansanさんが企画を出していましたので、辞めた私が思う「会社員でよかったこと」を書いてみます!

そもそもなぜ辞めたか


会社員でよかったことをお話する前に、そもそもなぜ入社したのか、そしてなぜ辞めたかを説明する必要があります。

私は大学院へ進学するかどうか迷いながら就職した経緯があります。
というより、大学院に進学したかったけど諦めて就職した、というのが近いかもしれません。

その背景は金銭面での不安です。
大学4年間奨学金を借りていたので実質借金がある状態でした。アルバイトも掛け持ちしながら余裕のない日々だった4年間を振り返ると、十分に勉学に励めず、奨学金の返済に対する不安だけが残ってしまいました。

このまま大学院にいっても修士号という名前だけ手に入って何も身につかないなあ。
それはなんだかなあ。
いったん就職しますか。
いや、私は働きたいんだあ!(頑張って思い込む)

今思うと修士2年間を自己投資だと思って猛烈に勉強してもよかったし、海外で修士を取るという道もあるし(その場合手厚い奨学金をいただければ国内より支出を抑えられる)、他に選択肢あったやん!

だけど当時は心の余裕のなさが最高潮だったので、とりあえず働くという結論に達しました。2~3年働いてみて、仕事を続けたいと思えば続ければいいし、やっぱり大学院にいきたいと思えば会社を辞めて進学しようと思ったわけです。

そうして、会社員への道がスタートしました。大学院に進学する可能性があるため、残業のない会社に絞って受け(受験勉強や進学準備をするため)、ありがたくも採用していただけました。

そして1年半で退職。

もうおわかりだと思いますが、辞めた理由は大学院にいくためです。
会社への不満はありませんでしたが、それより研究したい気持ちが強くなったため、早いうちに進路を切り返しました。(今ここ)

会社員でよかったこと

そんな消極的な理由で入社した私ですが、1年半会社員を経験してよかったと心から思います!

仕事をいただける
会社に所属すると、何もしなくても仕事をもらえます。生まれたての会社だと仕事をつくるところから始まるかもしれませんが、私の場合座っているだけで仕事が降ってきました。

これを良いと思うかストレスに感じるかは人それぞれですが、少なくとも能力と経験のない私にとってはありがたいことでした。

資本主義を感じる
会社に入ってみて、資本主義ってこういうことなのかと実感しました。
規模が大きい会社はさらに新たな資本を獲得する手段を持ち合わせているし、労働者は商品化されていくのね、と興味深く自分たちを観察する日々でした。(仕事もしてました…)

自分の性質がわかる
百聞は一見に如かず。
自分に向いていること・いないこと、ストレスを感じたときの対処法、チームでの貢献の仕方等、就活時代の100倍くらい自分の性質が鮮明になった気がします。

私の場合、淡々と正確にこなしていく仕事がとんでもなく苦手で、それに気づいたとき歓喜しました。苦手なことって無意識に避けてきたから気づけなかったけど、「ここにいたのね」と発見できたのです。(なんでも平均のちょっと上を取る人間です。とがりたいけど何でもやりたくなってしまい一つのことに集中できないのが弱み。)

大学院を有意義に過ごせる
社会に出たことで、これからの大学院での過ごし方を考える材料が増えました。大学卒業時より将来の方向性が鮮明になっているし、それに向けて自分が何をすれば良いのか思い描けるようになったからです。

大学院をフル活用しながら有意義な2年間を過ごします。

会社の皆様ありがとうございました
私の配属希望が通るように取り計らってくださった社長、
ほぼ接点がないのに可愛がってくださった他部署の方々、
間違えてシステムを作動させた時対処してくれた同僚(反省してます)、

ありがとうございました!
成果をあげないまま去りましたが別のところで花咲かせます!




#会社員でよかったこと

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