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詩 ある日の休日

ある日の休日に心が割れた
モーゼが海を切り分けたように
身体と魂が分離したのだ
この地に吊るされた人形は
ただただただ空っぽの形相だ
全ての日常を哀しく通り過ぎる
労働も生活もLINEの友人も
破壊し殲滅し廃墟と化す
そのような狂乱した雨の午後に
吹奏楽の演奏を聴いた
トランペットがドラムがフルートが
イデアの楽園を奏でている
死に至る饗宴を肉の塊は思い出す
人間であるということの証明は
芸術なる余白の鼓動にあるのだと
沈む夕日に纏う雨雲を凝視しながら
欲望と孤独なる虚構の片隅に佇む

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