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ミニマリストの中のマキシマリストたち 我が道をいく

ミニマリストあゆです。
夫と中高生の子ども2人の4人暮らし。
日常的にいろいろなお宅訪問をしています。

今日はマキシマリスト家族のお話。
・収集家の夫
・本好き、節約家かつモノに無頓着な高校生
・推し活オンリーの中学生

価値観というものは一人一人異なり、家族といえど、ミニマリスト的価値観を持つ私にはなかなか理解し難い面も多々ある。

押し付けてはならないと思うものの、自身がミニマリスト化し、ラクに快適に暮らしていると、それを伝えたくなる。特にプライベートなので仕事と違って感情も表出しやすい。

夫はアニメが好きでグッズを集めたがる。飽きっぽい私からすると立派な収集家。

Tシャツやフィギュア、クリアファイルなど集め、ご機嫌で写真に収める。クリアファイルは使ってなんぼと捉えている私と違い、クリアファイルとはフィギュア同様、眺めるものらしい。

昔は「いい大人が何やってんの…」と冷めた目で見ていたけど、大人になってもずっと少年ジャンプを読み続ける人たちがいるのだと知ってからは、「いい年くった大人が…」とは思わなくなった。好きなものは歳を重ねても変わらず好きなのだ。

夫は収支のバランスを考えて行動しているため、ある意味「いい(good)大人」なのだ。

上の子はたくさんの推しがいて、本人いわく「推し活とはYouTubeで高評価やいいねを押すこと」「グッズを買いまくることは破綻してしまう。ただ、本はほしい」とのこと。本を大量に所持し、本棚に収まりきらない本はテーブルや机に積み上げている。
憧れの家は、廊下、階段、居室が本で溢れているという友人宅。そのお宅に行くとなんとも幸せな気分になるらしい。私はそのお宅を密かに「私立図書館」と命名している。

もう使うことはなさそうな絵の具グッズや毛糸なども部屋にあり、不要なものは処分したら?と軽く忠告してみると「部屋のものには口を出さない約束」と逆忠告される。

それでも、これまた収支のバランスを考えて行動しているため、「いい(good)大人」である。

下の子は推し活に夢中。グッズを集めたがり、こづかいを貢ぐ。県外の推しのライブにも行き、それに行くための服装や小物も揃える。私からするとキリがない。
服、靴、コスメ、ネイル、髪はつるさらのために伸ばし中、細い足は筋トレでゲット、缶バッチ、アクスタ、缶バッチカバー、痛バ、ぬいぐるみ、生誕祭、白くて丸いラグ、コラボ企画のカラオケ…とにかく推しで徹底している。浮気もせず徹底しているため部屋は統一感があり、すっきりはしている。

そんな下の子が、ランダムにお話会のチケットが当たるアルバムが出た時には、自分のお金でアルバムに貢ぐと言い出した。
正直チケット欲しさのアルバム大量買いを理解できない。そりゃ〜推しとお話できるなんて天にも昇る気持ちなんでしょうが、大量買いって…。
「あくまでも価値観の違いだが、」と前置きをして伝えてみた。
まぁ、母の気持ちは伝わらないわな。

はたして「いい(good)大人」になれるのだろうか?
生活に困窮しているお宅や金銭管理ができない方のお宅訪問を重ねてきた私としては、正直不安。

貢ぐ体験も若いうちにしておけばいいさ。
こづかいと言えど、今のその金は親の稼いだ金ですが。
高校生になり、バイトをして、稼ぎ、貢ぎ、金が足りない体験も必要なことなのかもしれない。

「欲しいものがあるって幸せなこと」と下の子は言う。まぁそれも一理ある。

ミニマリストだらけの世界では経済活動が乏しくなっちゃうかもね。

中学生でミニマリスト化してもそれはそれで仙人化しそうだし、ちょっと味気ない。
年齢を重ね、紆余曲折後のミニマリストが味わい深い気もする。

マキシマリストの家族とこれからも気長に付き合ってみようと思う。


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