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子どものせいにするな

1997年10月12日(日)
まだ中学生だというににならず者のようになっている、黒い制服の少年たちが、ずらり並び、小学生に凄んでいた。
この時、窓の外の光景は止まっていた。映画が止まったみたいだった。
下の方に「字幕」が表れた。
【禁止区域に入った子どもは罰せられるべきか?】
黒い制服が壁のように立ちはだかり子どもを威嚇していた。

子どもの背を支えなければならない。口が利けなくなっている子どもに代わってわたしが言わなければならない。

子どもを脅すな!
子どもは行きたいところへ行き、見るものを見る。
子どもを護るための禁止というのは大人の欺瞞だ。
大人が自分が見たくないものから自分を護るための欺瞞だ。
子どものせいにするな。
子どもは行く、見る、感じる。
子どもを恐怖で支配するな。
禁止領域は大人の為にあるのであって、子どものためではない。
自分が恐ろしくて近づけないからといって、そこへ近づいた子どもを憎むのは筋が違う。
自分のことを子どものせいにするな。

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