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パワハラにはパワハラ返し 〜 ブラック勤めのオンナの逆襲 〜

会社のオーナーは、昭和生まれの昭和オトコ。

パワハラ、モラハラ、モリモリ世代。

「うるせぇクソババァ」
「いいから言う通りにやれ!」

でも、一貫してることもある。

『荒い言葉も人のため』

怒鳴って、言うことを聞かせようとする。

よく考えると、本人に得がない。

相手がブツブツ言い訳をすると、地軸修正させるために言葉が粗くなる。

ヤ◯ザも真っ青。

つばを飛ばし、怒鳴り、机をぶっ叩く。

端からみたら堅気にみえない(笑)

でも、内容はしごく真っ当。たった一代で財を築いただけはある。

そんなある日、オーナーと口論になった。

私が正論武装しなければ、外注さんやパートさんたちが苦労する。

たまには、メンチきって文句も言う。

生意気な、中間管理職のアラフィフ女はこの私。

ヒートアップした。

「うるせぇクソババァ!そんなんだからお前は大成しないんだ!」

「私がクソババァなら、社長は曾祖父(ひいじいさん)ですね、いやヒイヒイ爺さんかなぁ…」

「ひ孫、いやヤシャ孫ですかね?」

「な、なんだとぉー!一生ヒラだ、金なんか入って来ないぞ」

「大成しなくて結構!だから定時に帰らせてください!身体がもたない、私はロボットではありません」

「嫌なら辞めやがれクソババァ!」

「はい、喜んで。でも私の代わりなら二人か三人雇うんですよ。えーと、営業、製造管理、広報兼社長補佐、あ、あと総務と人事とIT担当もですね」

ツバが舞う。

怒涛が舞う

午後3時。

シャーペンや計算機まで飛んできた。

激しい言い合い、怒鳴り合い。

そして、私の堪忍袋の緒が切れる。

「わかりました。もう帰らせていただきます。辞表は後日お送りいたします。」

そして会社を飛び出した。



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