甘いアスパラガスは何色? 産地と色ごとに味を検証!
年間を通して店頭に並んでいるアスパラガス。 実は、5月から6月のものが最もおいしく、旬の時期だと言われているのです!
緑色のグリーンアスパラガスが一般的ですが、白いホワイトアスパラガスも主流になってきていますよね!
この2つ、品種は同じですが栽培方法が異なります。
日光を当てないで栽培するものがホワイトアスパラガス。日光をたくさん浴びさせて、光合成をすることによりきれいな緑になるのがグリーンアスパラガスです。
また、紫アスパラガスという品種もあります。茹でると緑色に変わってしまいますが、お酢やレモン汁などを加えて茹でるときれいな色を保つことができるようです! 収穫時期が非常にシビアで、アスパラ総生産量の一割にも満たないことから、希少価値のある食材として百貨店などで販売されていることが多いです。
今回は、産地と色による味の違いについて検証をしました!
栽培方法の違いだけでも、味の濃さに大きな変化が! 驚きの結果となりました。
産地ごとの比較
最初に、産地ごとにうま味と苦味のバランスを測定してみました!
グラフは、アスパラガス7品のうま味と苦味のバランスを示したものです。
「北海道産」のアスパラガスが、他の産地よりもうま味が強い傾向であるのが分かりました。
さらに、北海道産の中においても「グリーンアスパラガス」は苦味が弱く、うま味の強い味わいということが考えられます。そのため、苦味に敏感な子どもでも食べやすい味わいなのではないでしょうか!
色による味の比較
次に、上記でうま味が特徴的だった「北海道産アスパラガス」の色による味の比較をしました!
差が大きく見られたのは、味の濃さでした!
最も強かったものから、グリーンアスパラガス>紫アスパラガス>ホワイトアスパラガスという順番でした。
ホワイトアスパラガスは苦味と渋味が強い味わいであるため、ベーコン巻きにしたりすると、相性の良い食べ合わせになるかもしれませんね!
糖度の比較
最後に、糖度の比較を検証しました!
糖度が最も高いのは、北海道産紫アスパラガスという結果となりました。
これは、標高約550mの高原地帯で栽培されるため、激しい寒暖差によって甘みが引き出されたからだと考えられます。甘さをより楽しむ食べ方として、あえて生のままサラダなどに加えるのもおすすめです。
まとめ
同じ品種でも、栽培方法や産地により味わいが異なることが分かりました。 それぞれ味わいの特徴を活かした食べ方をすることで、旬の味わいをより一層堪能できたらいいですよね!
今回も、味香り戦略研究所の記事を読んでいただきありがとうございます!
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次回もお楽しみに。