長命寺、道明寺、桜餅。味覚センサが味わいくらべ!
3月突入です!最近、春の訪れを感じることが増えてきましたね。
今回のテーマは「桜餅」です!
春の定番和菓子として思い浮かべる方は多いと思いますが(実際「桜餅」は春の季語らしいです)、関東風と関西風の2種類の桜餅があることは有名ですよね!
関東風の桜餅は「長命寺」とも呼ばれ、クレープ状の生地で餡を巻くものです。一方、もちもちの道明寺粉で餡を包むものが関西風です。
昨年に続き今年もコロナウイルスで花見をしながらの宴会は自粛せざるを得ない状況になるかもしれません。それでも、自宅から春の訪れを感じられたら良いなあという思いで、今回は桜餅の味わいを7品分析しちゃいました!
では、さっそく分析結果を見ていきましょう!
関東風の「長命寺」と関西風の「道明寺」を比較!
シャトレーゼの桜餅
シャトレーゼは関東風と関西風、2種類の桜餅を販売していました。ふたつの桜餅「特撰桜餅」と「特撰桜餅(焼皮)」を比べてみます。
どちらの桜餅も味が強すぎず、全体的に控えめという結果でした。
関東風の「特撰桜餅(焼皮)」は塩味が控えめでやさしい口当たりと考えられます。
関西風の「特撰桜餅」はより塩味が控えめながら素材感が強く、桜や餡子由来の味わいが楽しめると考えられます。商品説明に北海道産のはくちょうもち米と北海道小豆の自家炊きこし餡を使用しているとあり、素材にこだわった贅沢な仕上がりになっていると推察できます。
西友の桜餅
西友の関東風「みなさまのお墨付きさくら餅」は、うま味と塩味が強く、口に含んだ際のインパクトが強い味わいであることが結果として見られました。
関西風の「みなさまのお墨付き道明寺」は関東風と同じく塩味とうま味が特徴ですが、素材感が控えめでスッキリとしているため、甘さが際立つ味わいと推察されます!
コンビニエンスストアの桜餅
最後に、コンビニエンスストアの商品も分析を行いました!
コンビニ大手である、「ローソン」と「セブンイレブン」、「ミニストップ」の桜餅を比較してみました。(冒頭でも述べましたが今回の分析結果は2021年3月のデータであり、今のものとは異なる可能性があるためご注意ください。)
特徴的な部分を大まかにまとめると…
ローソンの商品は、塩味が際立つ味わい。
セブンイレブンの商品は、塩味が控えめで素材感とうま味の際立つ味わい。ミニストップの商品には生クリーム由来と考えられるうま味があり、強いまろやかな味わいが余韻として見られると推察しました。また、ミニストップの商品は今回測定した中では唯一、粒あんが使われています。粒あんならではの食感も楽しめますね!
まとめ
時期に合わせて、今回は7品の桜餅を分析した結果をご紹介しました!
桜餅といえば、先味として塩味が強いというイメージがありましたが、うま味や甘さの方がより特徴となっている商品もあることがわかりました。
次回は、記事を読んだらついつい食べたくなってしまう熱々の食べ物です!
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