世界初の児童相談所

今日は、「嫌われる勇気」で有名な、アドラー心理学者を幼児教育にどう生かすか?という勉強会に参加しました。
私は「嫌われる勇気」はだいぶ前に読んだことがあり、特に自分の課題を他者の課題を分けて、他者の課題には介入せず、自分の課題には介入させないという「課題の分離」がとても役立った印象を持っていました。
それが今回、ちょっと別の側面を観ることが出来ました。

アドラーは「支配・依存」という縦の関係から、「相互尊敬・相互信頼」という横の関係に変えようとしたそうです。
そして、世界で初めて児童相談所を作ったのがアドラーだということを初めて知りました。
興味があったので、その児童相談所がどんなものだったのか調べてみました。

アドラーの児童相談所では、心理学者、教師、親、子ども本人が、公開の場でカウンセリングを行ったそうです。
アドラーはとても実践的な人だったんですね。
フロイトが「人はなぜたたかうのか?」という原因論からものを見たのに対して、アドラーは「どうやったら人は仲良くできるか?」という目的論でものを見ていたので、学校教育との相性がとても良かったようです。
ネットでの書き込みを見ても、「アドラー心理学のおかげで虐待をせずに済んだ」というような声も載っていました。
誰にでもわかりやすいところがいいのかもしれません。

私はアドラー心理学を深く学んだわけではありませんが、褒めるのも叱るのも下心があったらだめ、結果ではなくプロセスに注目するというあたりが、共感できるところです。
少しでも助かる人がいたらいいですよね。

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