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【Vol.1】デザイナーの日常〜学生から社会人になるということ〜

本業のデザインについての記事が4投稿目になろうとは思ってもいませんでした。
とはいえ何も考えていなかったわけではなく構想は膨らませていました。

今回から「デザイナーの日常」シリーズをいくつかのボリュームに分けて記事にしていこうと思っています。

内容は基本的に日々の業務の中での気付きだったり、デザインにおける豆知識やお役立ち情報をご紹介できればと考えています。
たまーに上司やお客様への不満も出てきてしまうかもしれませんが温かい目で見てください(笑)

学生から社会人になるということ

簡単な自己紹介をすると私は数年前までは学生でした。3年制のデザイン学校を卒業したのちに現在のデザイン会社に就職しました。

専攻はWEBデザインコースでしたが学んだことはほぼ社会に出てから役にたたないものばかりでしたが、今思えば「そりゃ、身につかないわ!」といった内容のものばかりでした。

基本的には先生がお題を出して、そのお題に沿ったデザインを作成してコンセプトをみんなの前で発表します。
学校ではAdobe製品を推奨しているのでデザインは「XD」、コーディングは「DW」を使用していました。

そして先生にOKをもらった人からコーディングに移っていくわけですが、私含めコードやWEB本来の仕組みを理解していない人が大半だったのでちんぷんかんぷんでした。

先生もキャパに限界があるため1人1人全てに付きっきりで教えるのは不可能です。
なので結果的に教えてもらえない生徒が出たり、私のように全て先生がコードを打って終わらせてしまうという授業が多かったように感じます。

専門学校に入学した際に「学校は回転寿司です。必要な知識を必要なだけベルトから取る必要があります。」と校長先生が言っていたように、
学校は待ちの姿勢ではなく自己成長に繋げる場だと考えて自発的に取り組むことが大切ということを学生の頃はまだ理解できずにいました。

そんな感じで学校生活を送っていたため入社して早々、分からない用語ばかりで四苦八苦する日が続きました。
特にWEB制作会社なのでコードの意味が分からないのは致命的でやたらと<div>タグを使うのでついたあだ名がdivマンでした。
(そのまますぎるので少し捻りを加えて「ディビルマン」くらいにはして欲しかったのが正直なところでした。)

学生の頃って先生に言われたことをあまり真面目に聞かずに何年かしてようやくその言葉の意味に気付く。なんてことありますよね?
ただデザイナーにおいて専門で沢山の情報を吸収しておくのはとても大切なんだということを私自身が身をもって感じました。

学生の時には課題という形で取り組んでいたデザインも社会に出ればそれは案件に変わり非常に重い責任がつきまといます。
先生に怒られるだけで済んだ課題が可愛く思えるほどお客様によっては怒鳴られながら謝罪するなんてことも十分あり得るかもしれません。

どんなに優秀な学生さんでも現場で通用するかどうかなんて誰にも分からないと思います。
ただ一つ過去の私に伝えるのであれば「ひたむきにデザインと向き合いなさい。」この一言に尽きると思います。

次回は「デザイナーあるある5つのイライラ」についてお話ししていこうと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。tasotasoでした。

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