「はたらく車」も進化する

後ろ乗り・前降りのバスに乗ろうと思ってふと乗車口の脇を観たら、「尿素水」と書いてありました。

「え?なんでバスに尿素水?」と思ってその場ですぐに調べてみると、最近のバスやトラックには尿素水で窒素化合物を浄化するシステムが搭載されているそうですね。
もしかしたらこれは常識なのかもしれませんが、今日まで私は知りませんでした。

思えば、昔はバスやトラックと言えば黒煙をモクモク吐きながら走っていたものですが、いつの頃からかそんな光景もめったに見かけなくなりました。そして最近は乗用車にもディーゼルエンジンが搭載されることが増えていますが、そちらも黒煙など出てはいません(私は自分ではディーゼルエンジンの自動車を運転したことがないのですが、ハンドルフィーリングなどに何か違いがあったりするのでしょうか…)。

気づけばこうやって、知らぬ間に色々と技術は進歩して、世の中は変わっていくんだなぁ、などと、バスをきっかけにそんなことを思ってしまいました。
そういえば、昔のバスはマニュアル車でよくガクガクとノッキングしていましたが、今のバスはほとんどがオートマ車のようで、乗り心地がとても良いです。タクシーだって昔はコラムシフトのマニュアル車が主流でしたが、今はやっぱりオートマ車なのでしょう。タクシーのドアも今はLEDが仕込んであって、明るく足元を照らしてくれます。

きちんと意識を向けていればその変化に敏感に気づけたのでしょうが、日々をなんとなく過ごしてしまうと、ついそうしたことにはなかなか目が行きません。

一昔前の「はたらく車」は無骨で、なんだかそれはそれで味があったなぁと思い出すのでした。新しいもの好きな面もある私ですが、古いものは古いもので好きなのです。「温故知新」、結構この言葉が好きかもしれません。

もし何かに共感していただけたら、それだけでもとても嬉しいです。いただいたお金は、他の方の応援に使わせていただきます。