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"J'aime rire."

※のんびり書いていたら日付をまたいでしまった上に、長くなってしまいました。長いので、アクセント的にところどころ太字にしてみました。

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このところ金曜日は語学塾こもれびのスタッフブログを読んで感じたことを綴ることが続いているのだが、今日も素敵な記事が投稿されている。

私もスマートフォン自体の設定は日本語のままだが、LINEとFacebookはフランス語、Instagramは中国語の設定にしてあり、なかなかに脳が混乱する毎日を送っている…かと思いきや、ブログにもあるように、「操作自体には慣れてしまっているので、言葉がわからないから操作ができない、という事態に直面することは思いのほか少ない」。今、スマートフォンのアプリのアイコンはかなり具象化されているので、なんとなく分かるのだ。あくまで「なんとなく」だが。

でも、私がやりがちなミスは、言語設定を変えたまでは良いが戻し方が分からなくなってしまうこと。「設定」画面はたいてい歯車のマークなので分かるのだが、その先はアイコンが無かったりすることもあり、そうすると途方に暮れることになる。その場合、今のところはパソコンを立ち上げてGoogleで「○○語 言語設定」などと調べたりして、なんとか対処できているのがせめてもの救いだ。

ところで、アラビア語設定にしたときのカレンダーは初めて見る。恥ずかしながら、「なぜ17日のところに印が付いているのだろう」と思ったら17日ではなく21日だった。
「右から左に書くアラビア語も、2桁以上の数字に関しては例外」というのも難しいけど、なんだかとても面白い。

「○○語は難しい」と様々な言語について噂される。フランス語は発音が難しい、中国語も発音が難しいetc.
でもきっと、どの言語も難しいのだと思う。そして、どの言語もきっと面白いのだとも思う。だから、少しでも気になる言語があるのなら、思い切ってエイヤッと飛び込んでみると良いはずだ。

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今日、国分寺の「カフェスロー」さんで開催された「多言語de飲みニュケーション」に参加させていただいた。

もちろん(?)私が座るのはフランス語テーブル。そしてファシリテーターは、普段フランス語を教えていただいているhibiki氏。

今日のフランス語テーブルの参加者はなんと、私以外の4名は皆さんいわゆるフランス語ネイティブの方。イベントの間の2時間は、比喩ではなく本当にフランス語圏に留学した気分だった。

私も自分のことを話す場面があったのだが、困り果ててhibiki先生に助けを求める。先生は吉兆の女将よろしく耳元でフランス語を囁いてくれたので、それをそのまま繰り返せば…と思って話し始めたところ、すぐに皆さんから大きな笑いが。
「え、あ、なんか変なこと言っちゃったかな…?」と焦るが、いかんせん先生の言葉を繰り返しているだけなので、自分の言わんとしていることの意味すら分からない状態。

笑いが収まった後で改めて聞いてみると、どうやら"J'aime lire."(私は読書が好きです)と言うべきところを、"J'aime rire."(私は笑うのが好きです)と言ってしまったらしい。

変な人だと思われるのを承知で言うならば、私はこのように笑われたのが本当に嬉しかったのだ。

よく、英語で「"rice"と"lice"の発音を正しく区別できずに笑われた」という話を笑い話的に聞くが、実際そういう目に遭った人に出会ったことはない。ところが、まさか自分がそのような場面を創り出すことになるとは!!
そのことになんだか面白さを感じた次第(でも、発音を間違ったことで何か下品な意味になってしまったのではなくて良かった)。

そしてまた、このように思いっきり恥をかけたのも良かった。語学はたぶん、どんどん恥をかいてこそ上達する。実際、私も今日のことで"lire"と"rire"の違いがよーーく分かった。人間は、失敗することで学んでいく。

ところで、"J'aime rire."(私は笑うのが好きです)も悪くない。実に愉快な人間ではないか。
幸い、予期しない形ではあるが私の"J'aime rire."の発音はネイティブの皆さんにも伝わることが分かったので、これからは隙を見て自己紹介に混ぜ込んでいけたらと思う。



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