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夏だ!ビールだ!ビールの種類について(その1)

桜が咲き誇っていたことを忘れ、気温が20℃を越え、街歩きにジャケットが邪魔になるようになると夏の気配を感じます。

夏と言えばいろいろありますが、その一つに「ビール」があるでしょう。

あまりビールを好まなかった僕ですが、四国でお遍路をした時10㌔の荷物を背負い朝から夕方まで歩いた後飲んだビールにやられてしまいました。
キンキンのビールが喉を通り抜けた瞬間蒸発して心と体を満たした時、初めて地下労働施設でビールに泣いたカイジの気持ちが分かったのでした。

「一日中歩いた後のビールは異常に美味い」

いまやスーパーやコンビニでも多種多様なビールが売られ、旅行に行くと色んな地ビールやクラフトビールがあふれています。

ただ正直、美味しいのって少なくないですか?

値段は結構する割にくせが強かったり料理と合わせづらかったりで、(あぁ一番搾りにしときゃよかった)と後悔することもしばしばです。

そんなたくさんあるビールを間違えないよう種類をまとめてみました。
まずはビール系飲料の定義についてです。

ビール系飲料について

ビール 
・麦芽比率50%以上
・定められた副原料(麦、米、果実、香味料など)で量は麦芽の5%以内
・酒税率は350mlあたり70円
発泡酒
・麦芽比率50%未満
・又は麦芽比率50%以上で副原料の量が麦芽の5%以上
・又は副原料がビールで定められた物以外
・酒税率は350mlあたり47円~70円
第三のビール(新ジャンル)
・原料が麦、麦芽以外の穀物(その他の醸造酒(発泡性)
・又は発泡酒に麦由来のスピリッツを混ぜる(リキュール類(発泡性)
・酒税率は350mlあたり38円

※2026年に酒税率はビール系飲料は54円、その他の酒類は35円に統一予定
 ビールや日本酒は下がり、発泡酒や第三のビールやワインは上がることに

2018年にビールの定義が大幅に緩和されたことでフレーバービールなど多種多様なビールが増え、ますます業界は盛り上がりそうです。

次にビールの発酵方法についてです。
ビールは発酵方法によって「ラガー」と「エール」の二つに分かれます。

ビールの発酵方法について

ラガー 
・下面発酵(低温で長期間の発酵)
・中世以降の造り方
・発酵期間は10日、熟成期間は約1ヶ月
エール 
・上面発酵(常温で短期間の発酵)
・古くからの造り方
・発酵期間は4日、熟成期間は2週間

大手メーカーの主力商品はほぼラガーです。
アサヒスーパードライもキリン一番搾りもサントリープレミアモルツもサッポロ黒ラベルも全てラガー。
逆に地ビールやクラフトビールはエールが多く、都内でもヤッホーブルーイングさんが運営するビアレストラン「よなよなビアワークス」が増え、様々なエールを気軽に楽しむことができます。

次回はピルスナーやペールエールなど様々なビールのスタイルについてまとめたいと思います。【続く】





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