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森へ行きたいな

一人旅の計画をしている.森へ行きたいなと思って.

昨日の夜3時,彼から長いLINEが届いた.結構内容がショックでその後,眠れなくなってそのまま朝になってしまった.ヘルシーではないですね…

親しくないけど,優しくしてくれそうな人に夜更けに連絡をしてしまった.昼間にお稽古出会った人だ.案の定,優しい人はそんな夜更けに起きていた.私が落ち込んでいるだろうと察したその人は本の格言を教えてくれたり「この本を読んでみてください」と本のURLとアマゾンギフト券までつけて私にLINEをしてくれた.

はあーまいった.明日から仕事でちょっと闘わないといけないのに私大丈夫なのか.日曜は映画を観に行こうと決めてたのに結局家から出る元気もなく,諦めてしまった.

彼は二人の問題を,独りで結論を導き出し独りで解決したと自己満足をする.同棲していた頃は「俺は正論」というゆるぎないものを見せつけられ,私は反論する勇気も元気もなく,黙って彼の家を出て行った.

今回も同様,彼なりの「正論」を導きわたしに結論を見せた.でも,このやり方どうなんだろうと思った.

二人の問題なのに,私抜きで「正論」な結論出すことに納得がいかなくて.今回は反論をして一度会って終わりにしたいと思った.もう二度と私に会いたくないというのならそれはそれでいい,意見を一応伝えて,いまボールは彼側にある.

***

彼は私が死んでいても「しばらく連絡がないから知らなかった,そうなんだ」という反応の人.それは肉親に対しても同様の反応をする(つもり)だそうで,お母さんが彼と全く同じ性格らしい.仲が悪くない兄がいるが仮にお母さんが亡くなってお葬式が済んだら,兄に用事ないし絶縁するねすでに公言している.私には理解が難しい価値観であるが,お母さんは,うんいいよOK!という感じ.彼はこういう性格なので,死に関すること以外で,人間関係で大きめな歪を起こしたり激昂されることもしばしばあるらしい.

「死者に対して涙を流せない自分は薄情か」というテーマをたまたま今日Podcastを流しているとき耳に入り.流し聞きするのが出来なくて,1時間の番組を繰り返して聴いた.「俺は薄情なのかな」と2ヶ月前彼も同様のことを言っていた.

Podcastでは,死の事実と自分との距離をおいている,相手の死を受け止めたくない自分がいるという話になったが,彼の場合はそうではなく本当に悲しくないんだそうだ.私は,自分が死んだら泣いて欲しいということではない.しばらく私から連絡ないなと思ったときに,心配して連絡をしてくれないということと,何かで「私の死」を知ったときに「あそうなんだ」とだけ思うこと.自分以外の人に心から興味がないそうだ.たとえ同棲相手であっても肉親であっても.それらが私は凄くショックだった.

くだらない番組を見て一緒に大笑いしていた人が,毎日一緒に寝てるひとが,明日死んでしまっても「あそうなんだ」で終われるのね.私はその程度だったんだ.

多分,多分だけど私の何か問題ではなく,彼のポリシーの問題で,ポリシーに沿わなかっただけで私がそんなに傷つく必要はないのだと思うけれど,想定以上に私の心は大きな鋼の爪でえぐられた.

価値観のズレの問題でいつかはこうなることが見えていたが,私はこれまで結構幸せだった.

今年は,しんどいなー笑 楽しいことも山程あったけど辛いことも山ほど.

転職するにあたって,職場と闘う必要が出てきてしまった.話し合いの場をと言われても.そんな今闘う体力あるのかね?と自分に問たい.退職の一ヶ月前に伝えればいいというのが一応規定だけど,周囲に少しだけ話した.私が辞めたら自分の仕事が増えると思っている人が戦々恐々としている.ごもっとも...すみません.

仕事もプライベートも,自分でその環境に身をおいているのが悪いのだが,ノイズが凄くて心しんどい.気配を消して森のなかで1ヶ月位過ごしたい.一人旅的なものじゃなくて,今年のゴールの景色をそこにしようかな.


















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