70で安楽死する若者の為の政党の結党宣言書

※この宣言は架空のものであり、2019年7月の参議院選挙に出る『安楽死制度を考える会』とは何の関係がありません。

手取り50万でやりがいのない仕事か、30万でもやりがいのある仕事か

そう語った広告が炎上をしました。
そうです。
多くの若者にとって、それはあまりに現実のわかってないおじさんの上から目線だと思ったからです。
実際は、手取り20か30でやりがいのないブラックな仕事か、
それ以下の手取りでやりがいを名乗るさらにブラックな仕事しか我々にはないんです。

そこに、莫大な手取りを貰ってるのに、何もしてないことを仕事と名乗っている上がいる。
それがあなた達上の人だと、若者はそう思ってるのです。
我々が得たものを、そうやって奪っていく。
そういう目でしか、あなた方のことを見ていないんです。

そうして大した金を寄こさない癖に、
若者の●●離れとか言って、景気の為に消費しろと言い、
と言えば今度は、年金が足りなくなるから70までに2000万
貯めなければ自己責任とか、矛盾したことを要求してくるんです。

果たして、それがまともな大人の在り方でしょうか?
そんな在り方で、果たして子供に胸を張って生きられるのでしょうか?

私は、そうは思いません。

大きな義務には、大きな権利が与えられるべきですが、
今は小さな権利しか与えてもらえない状況です。

ならば、私達若者も、小さな義務しか果たさなくて良いのではありませんか?

あなた達が言うように、正社員を目指し、サービス残業していても、結局は上が持っていくのであるのならば、
私達が僅かだけ働いて、社会に大して貢献しないままに、死んでも良いのではありませんか?

そんな働き方はあなたの将来の為にならない?結構です。
では、私達は、その『将来』というものを区切って、あなた方が私達に無限の義務を要求させる魔法の言葉に限界をつけましょう。

それが70で死ぬという目安です。
言い換えれば、身体が動いて働けなくなったら、それなりに健康でも即座に安楽死してあげるという考え方です。

年金はいらない。
年老いたらかかりがちな、医療費もいらない。
認知と神経の低下した身体で、未来ある若者達を車で轢くこともない、人生を送ってあげましょう。

それが、私達の目指す社会の姿なのです。

なるほど。仮に70で死ぬとしても、そこまで生活はやっていけるのかと疑う方もいることでしょう。

しかしよく考えてみて下さい。
一家族に一戸建て、一人にワンルーム。
そして生活を維持する多くの家電諸々。
多くの出費をもたらすそれって、確かに個々の人々に必要なものなのでしょうか?
多くの人がシェアして暮らすことを基準にできたのならば、それにかかる費用はずっと少なくて済むのではないでしょうか?
友人5人がお金を持ち寄るならば、一緒に暮らすという選択肢は生活費をずっと少なくし、それは週3~5日で8時間働けば、生きていける楽しい暮らしになるのではありませんか?

私達の政党は、それを叶えます。

70の安楽死だけではなく、
年金を払わなくて良い環境だけでなく、
その生活をしやすくする様々な制度を通していきます。

さぁ、もう老人を支えるのはやめましょう。
老人の為に若者が犠牲になるのは、やめましょう。

年上のあなた達に死ねとは言いません。
私達にも、愛する家族や尊敬する年上はいるからで、あくまで今いる若者達が、その年齢になった時に死ぬというだけです。

ろくに社会に貢献しないまま、自分の身と友人だけを支えてくたばるという自由。
これこそ、本当の自己責任ではありませんか!

――え?それが嫌なのですか?
散々、今の若者が犠牲になる生活を続けておいて、後に続かなくなる社会にしておいて、今更嫌だと言うのですか?
若者には生きて欲しいし、社会に貢献して欲しいし、子供を産んで育てて欲しいとおっしゃるのですか?

――はっ。私は、その言葉を信じません。

何故なら、今までそういうふうに動いてきた人を、そういうふうに動いた仕組みを、ろくに知らないからです。

しかし、それでも変えたいというのであれば、そちらにも仕方なく協力致しましょう。

私達の、この絶望と社会の成長をしないという脅迫で以て、これが一定数の若者や中年の支持を得て政党という形を成したという重い事実で以て、社会の様々な仕組みを、より良く無理ない形に変えていきましょう。

ですから、全ての業界で苦しむ、全ての人々の皆さん。
私達に声を届けて下さい。
あなた方が抱く不満や、こうすればいいのにという提案をこちらまで届けて下さい。

私達はそれを受け止め、形にし、広く知らしめ、そこを目指す流れを作っていきたいと思ってます。

他の政党も、そうやって動いてもらって構いませんよ。
頑張って動いて形にして、そして私達に集まった、とある業界の不満票や寄付を全部もらっていって構いません。

私達は、好きで政治家なんてやるわけではないのですから。
エロと冗談と創作(人によれば酒も)が好きなだけの、いい加減な集団でしかないのが、私達なのですから。

だから、まともな形で、政争でなく良き政策と議論で、少しずつ社会を良くしていけるのなら、それでいいんです。
長く生きて、社会に貢献したくて、子供も産みたい若者の願いがあるのならば、それを叶えてあげてもいいんです。

だから、どうか皆様には、そういう政党へ引き渡す為の過渡期としての政党を、全てに対して変革を突き付ける厳しさとしての政党を、ここに作る手伝いをしていただきたいと、そうお願いし、今日は筆を置かせていただきます。

2019年6月20日 papipupepoko



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