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スウェーデン留学記#41 家族の来訪とルンド観光

スウェーデン留学を始めて4か月ほど経った12月末の年越しの頃に、家族が日本から遥々訪れてくれることになった。

それまでにルンド市街はあちこち回っていたが、改めて家族に案内するとなると意外に知らない場所が多くあることに気づいた。例えば、スウェーデンのレストランは高いので一人では普段入らない。家族旅行も兼ねているので、せっかくならと普段入らないレストランで食事をしたり、一人でふらっとは入りづらいお店を巡ることにした。

その一つが中心街のチーズ屋さんだ。外から覗くと大小さまざまなチーズがずらりと並んでいて、通学途中いつも気になっていた。ただ、明らかに一人で食べるにはサイズが大きすぎるし、種類もたくさんあってよくわからないし、買う目的がないのに入るのは恥ずかしくて入ったことがなかった。家族はお土産に買いたいと言っているので、ついに一緒に入ることができた。中ではチーズに合いそうなハードパンを焼いているのを間近で見ることができた。チーズの種類はやはりたくさんあって、どれが何だか分からない。なので、おすすめのチーズを聞いて購入した。母が後でワインとともにいただくそうだ。普通のスーパーマーケットでもそうだがヨーロッパは本当にチーズの品揃えが豊富だ。昔、フランス人の友達が日本に来た時、日本のスーパーにおいてあるチーズの種類は少なすぎるし、高いと嘆いていたのを思い出す。

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それからVelvet steakhouseというレストランで昼食をとった。通学路の途中にある地中海料理レストランだ。ランチタイムにはビュッフェをやっていて、一人2000円ほどでサラダ、パン、肉料理を取りたい放題だ。レンガ造りの内装で、北欧らしい間接照明やキャンドルの灯で照らされた店内はお洒落だ。料理も美味しく、昼間からEriksbergのビールを飲み家族皆大満足の昼食となった。

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午後はルンド大聖堂の中を見学したり、大広場のクリスマスツリーの前で写真を撮ったり、雑貨屋さんを探索したりして過ごした。日本でいうカルディのようなちょっとお高いけど美味しい調味料なんかがたくさん置いてある食料品店にも初めて入ってみた。そこでジャムやちょっとしたおつまみになりそうなお総菜などを試しに色々買ってみた。これらは皆その晩の晩酌のお供になった。

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数か月も暮らしていると、街でみる建物もお店で売られている商品も見慣れてきて目新しさがなくなってくるが、家族にとってはどれもこれも新鮮らしく、スウェーデンらしいパッケージや古い建物に感動しっぱなしだった。普段見慣れていて写真に収めていなかった街並みも、この時家族が撮影してくれていた。後からアルバムを眺め返していると、そういう何気ない日常の風景の写真が少なく、もっと撮っておけばよかったと思うので、家族が撮影してくれた写真は今となっては大変貴重なものとなっている。

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