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問い合わせ急増中!?マンション、団地のバリアフリー問題

最近よくお問い合わせいただくご質問...
それはマンションや団地等の共同住宅へのいす式階段昇降機や段差解消機の設置についてのお問い合わせです。

・エレベーターのない4〜5階建ての共同住宅
・半地下の正面ロビーまでに階段が数段ある
・エレベーターはあるけど、エレベーターの乗り場までに階段がある
・スキップフロアでエレベーターが各階に停まらない
・住民用の集会場が 2 階にあり、階段しかない

マンションの築年数と共に住民の方も年齢を重ねてきて、こういったバリアフリーの問題が出てくるようになるようです。

もちろんこの場合、不特定多数の方が利用されるので建築確認申請というものが必須となります。
いす式階段昇降機の場合ですと、レールを置いた後の残りの階段幅を、建築基準法で用途ごとに定められた階段幅の基準を満たさなければなりません。

また段差解消機の場合は、扉が閉まっていないとかごが上下しないインターロック式の門扉の設置が義務付けられています。

ここまで書くと『うわー!大変そう!』と思ってしまいそうですが、実は住民の皆さんの賛成がもらえるかどうかが一番の大きな障害のように思います‥

一般的にマンション等の共用部分の変更は管理組合で 3/4 以上の賛成がないと変更ができません‥

今まさに必要な方にとってバリアフリーは切実な問題なのですが、いろんな世代の世帯が住むマンションでは、設置後のメンテナンス費用も含めた導入費用やマンションの外観の問題、今後の管理方法等を、住民の皆さんに賛同を得ることが一番の難関のように思います。

また、以前にとある自治体でマンションの共用部のバリアフリー化工事に補助金が出ると聞いて問い合わせしたことがありましたが、いす式の階段昇降機については今までに前例がないと言われてしまいました...

今後マンションなどの共同住宅のバリアフリー化も大きな問題になりそうです。

マンションに設置した事例はこちらです↓

#バリアフリー #マンション #団地 #マンション管理 #コラム