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階段昇降機の選び方 ~知っていて欲しいポイント3選~

階段昇降機と一口に言っても、いろいろな種類やメーカーがあります。展示会等で接客していると、「おたくのタスカルは他のメーカーと何が違うの?」と言われることが結構あります。
まだまだ一般的に階段昇降機が知られていないということでもあり、違いがわかりにくいですよね。
階段昇降機メーカーだから言える、ぜひチェックして欲しいポイントとしては3つ✨


① 設置環境
② 設置プラン
③ 設置後のメンテナンス


第一段階として、階段の形状や設置場所(屋内・屋外)によって、海外製、日本製が分けられます。
ここで言う階段形状は、レールに曲がり部分がある階段形状に限りますが、海外映画に出てくるような螺旋階段のような複雑な階段を日本メーカーでできるところはありません…
とは言え、海外の住宅事情では屋外の曲り階段の需要がないため、海外メーカーの屋外用は直線型がメインです。
屋外の折り返しのある曲がり階段や、途中に水平の踊り場がある階段には日本製となります。


2 つ目は設置プランです。
階段は一つなのに、そんなに設置プランができる?と思われるかもしれません…確かに階段形状によっては、1 パターンしか設置できない階段もありますが、右側にレールを取り付けるか、左側にするかだけでも、使い勝手は違ってきます。


階段昇降機業界の新人は「階段昇降機は提案営業だよ」と諸先輩方から口酸っぱく言われています。
どんなプランにしたらご利用者様もご家族も使いやすいのかというのを常に考えていますので、ここで乗りたい、ここまでレールを伸ばしたい等の希望はどんどん言ってください。
第二段階で希望のレールプランや提案ができるメーカーが絞られてくると思います。


3 つ目に意外と盲点であるのが、階段昇降機はメンテナンスが必要な製品であることです。機械モノですので今後 5 年、10 年と利用されるのであればメンテナンスは必須になります。
設置してから 1 年間はメーカー保証が付いていますが、1 年後以降のメンテナンス契約については、事前に確認して納得してからご購入されることをおススメします。


エレベーター等と違い、そもそも階段昇降機はメンテナンスをやっている業者が少ないですので、故障やいざという時に安心してお付き合いができる販売店からお選びください。


最後になってしまいましたが、お客様によってこれだけは譲れないポイントがあると思います。
とにかくコンパクトなものがいいというお客様は、電話口で全メーカーの椅子のサイズを教えてくださった方もいらっしゃいましたし、日本製にこだわる方、もしもの時にサービスマンが近くにいる事を重視しているお客様もいらっしゃいました。


長く使っていただくものなので、納得できるお買い物ができるといいですね😊

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