ヨーロッパ旅行記#6

ヴェネツィアです。

ずっと行けるなら行ってみたかった場所。そう、特にやりたいこともないんです。行けないならまあ仕方ないかくらいの熱量。ですが、せっかく行くなら何か目的が欲しい。そう思って旅行前にネットの海をぷかぷか浮いていると、あるじゃないですか!ヴェネツィア国際映画祭が!ちょうど僕の行く日程内に!

ということで学生認定なるものを申請したところ通ったので行ってきました!ちなみにこの学生認定では映画はタダになり、公共交通機関(水上バス)もタダ、かっこいいカードも貰える感じです。認定を取るのに90€くらいしました。頑張って元取ろう。

とはいえ、今回の映画祭で上映されるラインアップも知らないので調べてみると、色々見てみたい映画が見つかりました。それらをピックアップして予約が解禁されたら予約しよう。そう思っていたのですがやはりコンペ部門の作品は人気でなかなかアクセスできない!!結果的に予約が取れたのはカレッジ部門の”primpsest”というフィンランドの作品とコンペ部門の”Love Life“、深田監督の作品です。ですがちょうどヴェネツィア到着時に疲労を感じていた僕は「まあ二作品でいいか、多すぎても疲れちゃうし」と自分に言い聞かせることでこの体たらくに納得しました。

ヴェネツィアに着いたら映画祭会場であるリド島に移動。セキュリティはかなり厳重で、銃を携えた警官がゲートを警備してます。

会場内の一番大きなpalazzo di casinoという建物に入ってパスと交通機関のチケットを受け取ります。ちなみにこのチケット、このあと何回か改札みたいなところでエラーになります。「この乗り場は対応してないよ」と言われましたが、乗り放題じゃないんかい…となりました。そういう時はまあデスクに文句を言いに行くのも面倒なので、近くの乗り場まで歩いたりしてました。何が使えない基準なのかよく分からずじまいですが、まあイタリアなのでそういうこともあるでしょう。

ドヤ顔で会場内を闊歩できる特権です。

会場内には芝生の上に椅子がたくさん置いてあるゾーンとか食べ物ゾーン(高い。)とかがあって1日そこで過ごせる感じになってます。が!!!9月のそこそこ暑いヴェネツィアで肌を露出せずに過ごすことは無論不可能に近いわけですが、蚊が多いです!!でかいとかではないですし、かゆみも日本とほぼ同じです。嫌だということです。みんな昼寝とか平気でしてるので油断しますが、蚊はいます!

ヴェネツィア国際映画祭で特に何をするわけでも無くボーッと昼寝したり、パスの自分の顔写真貼ってある方を正面に向けながら、もっとすごいパスを持ってる人たちがいる会場内をアホ面で闊歩したりするのになんとなく飽きてきた頃、急激な体のだるさが体を襲います。「長旅も長旅だし疲れが溜まっているのだろう」そう思っていました。それが悪夢の始まりであるとも知らずに…

次回、ヨーロッパ旅行記#8『松本太郎、死す!」
ヴェネツィア編は後編に続きます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?