ヨーロッパ旅行記#3

ブリュッセルの旅行記なのですが、次の都市であるクラクフの最終日の夜に書いております。やらなければならないことを溜めるのがお好きなようで。

いざ書き始めれば別に苦ではないのですが、なんとなく後回しにしてしまいます。楽しみに待ってくれている人がもしいるのであれば、申し訳ないですね。

さて、ブリュッセルなのですが、行く前の印象としては

アール・ヌーヴォー建築が綺麗
ワッフルが美味しい
フランスの隣

くらいの認識しかありませんでした。人柄とか旅行客の多さとか、予想もしてなかったです。

行った後の感想をこれまた3つ言うなら

・旅行客がとにかくフレンドリー
・街はとっても綺麗
・ご飯は基本美味しい

になります。実は僕、パリに滞在してる時は旅行客との交友がただの1人もありませんでした。1人もです。時期なのか場所なのか、原因は不明ですが国内からの集団旅行客が多く、入る隙が無かったのです。たまに国外からの旅行客もいたのですが、「各国から集まってます」という雰囲気はなくて、身内同士みたいな人たちが多かったです。

ところがブリュッセルではどうでしょう。初日の観光を一通り終えてホステルにチェックインすると、そこら辺のテーブルから”where are you from?”が聞こえてくるではないですか。急いで荷物を自室に運び、その会話に飛び込みました。

そこからは常に誰か見知った人がホステルにいる状態ですので、怖いもの無しです。とは言え個人的に観光は自分のペースでしたいので、街を歩いたりは自分1人でしていました。

観光客が多い理由の一つとしては、F1のベルギーGP開催も一因としてあります。これは話すと長くなるのですが、多くの人に愛される『スパ・フランコルシャン』というサーキットがベルギーにあり、そこを使うベルギーGPはモータースポーツファンなら誰もが一度は観戦したい夢のグランプリなんです(早口)。

それ故に多くの観光客がいたのですが、非常に居心地は良かったです。フランスやオランダ、ロシアやアメリカにカナダ、イスラエル、スロバキア、イギリス…彼らとの交流は夢のようでした。今回の旅の目的の一つとして、多くの人と関わることがあります。ホステルを使うのはその為です。全く違う文化圏の友人(と言えるほど関係は深くないけど)が出来るのは、この上なく新鮮で、自分の精神的な世界が広がることを感じられる、ある種の快楽です。

さて、観光スポットなのですが、僕が訪れたのは
・グラン・パレス
・王立美術館
・オート・ワールド
の3つです。初日に王立美術館を訪れ、2日目はオート・ワールドに行きつつちょっと遠くまで散歩。3日目にグラン・パレスを歩き回るという感じでした。

王立美術館なのですが、誰もが見たことのあるであろう画家、ルネ・マグリットの作品を貯蔵するマグリット美術館や世紀末美術館、古典美術館らから構成される美術館で、かなり作品数も多いです。

マグリットの作品には関心があったので訪れてみました。古典美術館や世紀末美術館も面白かったです。古典美術館にはフランドル派の作品も多くあって、流石ベルギーだなという感じもしました。ネットで見た感じではカフェが併設されてるとのことでしたが、今回は閉まっていました。なぜかは分かりません。

マグリットの作品
有名な『イカロスの堕落』

2日目のオート・ワールドは思わぬ収穫でした。車好きの僕としては往年の名車(往年すぎるものもあった)が並んでる姿に涙と涎が止まりませんでした。ちょうどアルファ・ロメオ展的なのをやっていて、古いアルファから8Cとかジュリア、まだ見たこともないトナーレがあったりとか非常に面白かったです。展示は確か9月までとかだったので、また次行く頃には違う展示がされてると思うと楽しみです。車好きの方は是非。

3日目はグラン・パレスという街の中心にある、アール・ヌーヴォー建築に囲まれた広場を散策しました。イロ・サクレ地区というレストランが多くある地域やお土産屋さんなどを巡りました。ベルギー料理なのですが、ムール貝やカルボナード(牛肉のベルギービール煮)が人気で二つとも食べましたが大変美味しかったです。ワッフルもサクサクしてて最高に美味しかった。ブリュッセル風とリエージュ風があることを初めて知りました。お気に入りはブリュッセル風です。
ベルギービールも飲んでみた(人生初ビール)だったのですが、なんとなく良さは分かりつつもお酒に弱い為あまり飲めず。ビール付きの方には天国だと思います。

世界最古のアーケード
ブリュッセル風ワッフルとベルギーチョコレート
カルボナード
グランパレス

ブリュッセル、とにかくいい街でした。会った人々も「こんなにいい街だとは正直予想していなかった」と言ってました。
是非一度訪れてみてください。中心部はとても美しいです。

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