ドラマ「MIU404」が緻密に浮き上がらせた、生きるという選択。
金曜22時。リズミカルなイントロと共に、「MIU404」の文字が画面で跳ねる。最終回が楽しみで仕方なく、10分も早くテレビ前で待機したのはいつぶりだろう。
機動捜査隊、通称”機捜”の隊員たちが事件を追い、繰り広げられていく物語。よくある警察モノを、星野源と綾野剛パワーがどれくらい昇華できるんでしょうね〜と、始まる前はいささか失礼なことを考えていた。
でも、最終回を見終えた今思う。この”機捜”という設定は、あくまで全11話で紡がれたメッセージのきっかけにしか過ぎなかったと。