タルタル

新潟県新発田(しばた)市という田舎町で、ピザを焼いたり、コーヒーやラテを淹れたり、本を…

タルタル

新潟県新発田(しばた)市という田舎町で、ピザを焼いたり、コーヒーやラテを淹れたり、本を読んだり、写真を撮ったりしてます。 すこしずつ、文章を書いてみます

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とある大家さんの話

ピザ屋みたいなカフェをしている男と、その大家さんの嘘のような本当のような話。 「君にお店なんてできる訳ないから。」 働いてたカフェで退職を申し出たらこう言われ 「いえ、やります。」と啖呵を切ってその場で退社。 明日からどうしようかなあ〜!って カフェでコーヒーを飲みながら途方に暮れ 退社から3時間後に知人から紹介された建物。 ほとんどの厨房機器が揃い いつでも開店が出来るような夢の物件。 カフェをやりたいなと思ってたのに なぜか立派なピザ窯もあるという。 何の因果

    • ギブ&テイクを見直す

      友人のようなお客さんと色々と話した夜。 ギブ&テイクについて話したので、頭で整理してみた。 ギブ&テイクを謳ってる人の中に、なんとなくテイクありきで考えてない?と感じることがあって。 儲けというテイクを前提としてから 満足度をギブするような。 自分の幸せを前提として 相手を幸せにするかのような。 見返りを求めた愛のような。 「win-winの関係」って言っておきながら まずは自分のwinを先に考えているような。 もちろん行動原理として見返りを求めてしまう気持ちも理

      • やりがいは誰も用意してくれない

        料理の世界に飛び込もうと思ったのは、小学生のころに父親が買った美味しんぼを偶然読んだところから始まります。 小学校の卒業文集に将来の夢は「調理関係の仕事」と。 「コックさん」とか「ケーキ屋さん」とかでもなく、なんとも憎たらしい子ども。 中学生、高校生になってもその目標は変わらずに成長して、2年制の調理師専門学校へ進学することになります。 授業日数も多く、アルバイトも週に5,6日していたので遊ぶ暇がないくらい忙しい! 大学生の友達から「夏休みは2ヶ月あるけど」と聞かされ

        • 「久しぶり」ってどれくらい?

          怒涛の週末は気づいたら終わってしまい ゆったりとした時間が過ぎる月曜日というのはとてもとても貴重な日。 飲食店仲間が来店してくれたり 友だちから聞いて来ましたと声をかけられたり 普段よりもお客さんとのコミュニケーションが密に取れるので、売り上げとは全く別物の満足感がある。 「そもそもこれがしたかったんだ!」 って原点回帰ができる月曜日が好きです。 土曜日に色んな学校で運動会があり、その日は夕方にピザをテイクアウトするご家庭も多かったなーと思い出しながら、もしかしたら代

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        とある大家さんの話

          「明日また、目が覚めますように。」

          眠ってしまったらもう目が覚めないのではないかと、そんな不安を抱いたことが皆さんはありますか? 「私はたぶん早く死ぬからね。」 小学生のころ、おそらく何も考えずに放たれた家族からの言葉。 (たぶん本人は覚えてない…笑) 今でも心にずーっと残っているのですが 当時とっても思い詰めてしまって。 家族がいつか死んでしまうこと。 友人がいつか死んでしまうこと。 自分がいつか死んでしまうこと。 上手くイメージが出来ない不安に駆られて 時々眠れなくなることが実は中学生のころまであ

          「明日また、目が覚めますように。」