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考察型オタクが解説するタロットのしくみ:小アルカナは「属性」

私の弱点属性は「どこにも属さない自由主義キャラ」、けいです。
ボスキャラも一目置く孤立した存在とか、特定の目的にしか参加しない気まぐれキャラとか永遠の中二としてはシビれちゃうよね…というのはさておき。

タロットをなんとなーく知ってるという人なら、大アルカナとか小アルカナなんて専門用語を聞いたことがあるかもしれません。今回はその小アルカナがどのようにできているのか?なにを示そうとしているのか?がちょっとわかりやすくなるかもしれない話です。

小アルカナを「擬人化」してしくみを解説してみる

タロットあるあるですが、暗記的に意味を把握しようとするとなかなかに難しい…特に小アルカナは枚数が多いので単純な暗記だけでは私の脳が追いつかない。対策として、私は始めたての頃にスートの擬人化をして小アルカナを大まかに把握していました。
例えばタロットという芸能事務所があったとしましょう。ここに「スート」という所属アイドルグループがあります。メンバーはワンド(杖)・カップ(杯)・ソード(剣)・ペンタクル(金貨)という「属性持ちの4人組」です…としてみるといいでしょうか。なんでもオタクの文脈で把握していきます。

私のイメージでは
ワンドは活発で情熱的、大きな目標を持って邁進しようとするやんちゃ属性。
カップは常に何かを内に秘め、心が満たされるものを求める繊細属性。
ソードは頭脳明晰な戦術家で、困難を排して常に一歩先を目指す切れ者属性。
ペンタクルは地に足のついた職人肌で、ものごとの育成に使命や課題を持つ一本気属性。

ワンドとカップは人と協力したり人を思うことが好きなタイプですが、ソードとペンタクルはスタンドプレーが輝くタイプ。ワンドとソードはガンガンいこうぜ!という点で馬が合うし、カップとペンタクルはじっくり慎重にいこう。という点でよく似ている…
なんて感じで捉えてます。この辺は創作好きなら自分なりにまとめてみるのも面白いかもしれませんね。

それぞれのスートには1〜10までの番号札と4枚の人物札(コートカード)が割り振られていて、番号札はそのスートたちの「属性あるある」、人物札は「気質タイプ(属性らしさがどういう現れ方をするか)」が描かれている…と私はイメージしています。これがオタク流「擬人化して把握」!!

こんな感じがざっくりとしたイメージですね。複数属性の掛け合わせにも想像が広がります。

初心者にも小アルカナを使ってほしいマン

大アルカナだけってデッキ(カードのセット)も結構売られていて、確かに占うことは大アルカナだけでもできるのでしょう…が、大アルカナというのは前回記したとおりにこう…「概念」というか、大きな枠のことを示してることが多いんですよね。一枚の情報量が幅広すぎてキャラクターとしてまとめるのには苦労することもあります。小アルカナは実際の行動や心理面によりフォーカスしたエモい状態・感情を示してくれるので、キャラクターの性格や気質の一面をクローズアップして、より具体的なドラマを想像させる心強いカード群になります。単純に数が多いとそれだけ表現できるパターンも多くなりますし。つまり小アルカナがあるととっても捗る。命がたすかる。

今回はテキt…入り口としての解説ですが、推し占いの極意は小アルカナの深読みだ!と言ってもいいくらいなので、数の多さにビビらず是非参加させてあげて欲しいですね。