野村総合研究所(エンジニア職)頻出質問集と内定者の回答集、選考体験記
今回は日系SIerの最難関候補である野村総合研究所のエンジニア職(AE、TE、セキュア)について、内定者から聞き出した攻略法や対策法について徹底解説していきます。
特にAE志望の人にとってはかなり有益な情報を紹介しているという自負があります。
毎年多くの学生から指示を受けている企業でもあり、面接官のレベルも非常に高いことからそれなりの対策が必要な企業となっています。
しかし、しっかりポイントを押さえたうえで効率よく対策すれば文理関係なく誰にでも勝機はあります。
この記事では、実際に内定を獲得した学生の対策や選考を通じて感じたことなど他のサイトでは手に入れにくい情報などを惜しみなく公開しようと思います。
2022/11
筆者が実際に回答していた志望動機も追加しました。
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それでは行きましょう！
1.実際のところNRIとNTTデータどっちがいいの？
NRIの選考対策を解説する前に毎年話題にあがるこの件について、第三者目線から語りたいと思います。
結論から言うと、やりたい分野・やりたいことが明確に定まっていなくてかつモチベが高いタイプの人間なら「NRI」を優先的に目指してほしいです。
よくネットなどでは、NRIが高給激務でNTTデータはまったりホワイトなんていわれています。確かに数字だけ見ると大体その認識の通りで、給料重視ならNRI、WLB重視ならNTTデータという意見は悪くないと思います。(実際に私が学生の時に両方の説明会で社員の話を聞いた時も同じような印象を持ちました。)
▷NRI
平均給与：971万円(コンサル込み)
残業時間：45.7h
▷NTTデータ
平均給与：756万円
残業時間：31.1h
上記のデータはopenwork調べですが、大体世の中の認識通りの数字となっています。また、NRIの場合は※裁量労働制に入るタイミングが他の企業よりも早く数字のごまかしがきくため、実際はもう少し残業時間は長いと思います。NRIの高給のからくりはこのあたりも理解しておく必要があります。(それでも非常に高給なことには変わりませんが)
※裁量労働制：勤務時間の制限がなくなり、労働者の裁量で勤務時間を管理する。あらかじめ〇時間分の残業を加味した給与が設定されており、超過分(土日深夜除く)については支払われない制度のこと。例えば、裁量労働制で基本給が50万円(30時間分の残業代込み)だとしたときに、30時間を超えた分の残業代は支払われない。
しかし、SIer業界で働き始めてから分かったことですが、正直激務かそうじゃないかは企業というよりも「どのプロジェクトにアサインされるか」に依存します。
つまり一番損するのは、給与は少し目をつぶってWLBの良いと思った会社を選んだら、たまたま炎上案件にアサインされてめちゃくちゃ残業はあるけどそれでも他の企業の給料に負けているなんてパターンです。(ちなみにうちの会社に至っては他の会社よりも裁量労働制になるタイミングは早いにもかかわらずNRIとは給与の差がかなりあります。皆さんは本気で就活しましょうね。。。一応それなりの大手なんだけどね。。。)
大手ともなれば配属が自分の思い通りになることの方が少ないので、炎上案件を引くかどうかははっきり言って運になります。
また、SIerという業界はビジネスの仕組み上どうしても激務になることもあり得るので、冒頭で述べたように「モチベが高いタイプならより高給のNRIを選べ」という結論になるわけです。
ちなみに、やりたい分野・やりたいことが明確に決まっているならそれができる方を選べばいいので特に迷うことはありません。(NRIは公共分野がない)
一応最後に擁護しておくと両方とも業界の中ではトップクラスに待遇面や社格で優れているので、どっちも目指すのがセオリーです。
【内定者コメント抜粋】
NTTデータ同様、NRIも業務内容や、ソリューションの導入実績等について聞かれるので、HPの内容や導入事例も２．３個話せるようになっておいたほうがよい。
2.就活で大事になりそうなNRIのあれこれ
次にNRIを受けるにあたり、NRIの基本的な情報を押さえておきましょう。
2-1.NRIの会社情報
社名：株式会社野村総合研究所(通称：NRI)
創業日：1965年4月1日
代表者：代表取締役会長兼社長 此本 臣吾
売上収益：6116億円(2022年3月期)※最新のIR情報を見ましょう
2大顧客：セブン&アイHD、野村グループ
2-2.NRIを表す10のキーワード
1.未来創発
2.コンソリューション
3.先見力
4.Mutual Respect
5.高品質・高付加価値
6.技術力
7.盤石な顧客基盤
8.20種類上のキャリアパス
9.年間300講座
10.３：7
2-3.組織図
今回の記事で特に関係が深いAE(アプリケーションエンジニア)とTE(テクニカルエンジニア)をピックアップして図示しました。
新卒の配属先に関係してきそうな部分はこのあたりになります。
自分がどっちのエンジニアとしてどの領域で活躍したいかを言語化しておく必要があります。
2-4.本選考ESの設問
当社の事業内容や経営計画を踏まえて、このキャリアフィールドで実現したいことを教えてください。その実現のために、あなたのどの様な強みが活かせるか、どのようなスキルを身に付けていく必要があるかも合わせて教えてください。（500文字以内）
もしくは
このキャリアフィールドで実現したいこと、および実現する場として当社を志望する理由を教えてください。（400文字以内）
あなたが大学入学後、最も力を入れて取り組んだことについて教えてください。特に「取り組んだ理由」「難しかった点とその原因」「自分なりに創意工夫した点」をを重点的に教えてください。（500文字以内）
NRIのエンジニア職のESはここ数年はほぼ毎年このセットになっています。特に2つ目の最も力を入れたことについては、NRIだけに限らずどの企業にも使える構成となっておりますので、事前に対策しておくと他の企業にも使いまわすことができます。
3.NRIの就活体験記と対策
それではネットの出ている基本情報を押さえたところで本題の対策編に行きたいと思います。かなりボリューミーになっているのでじっくり対策していっていただけると幸いです。
先に述べておくと、この後2人の成功者の話が出てきますが、一人は夏インターン参加者でもう一人はインターン非参加者なので誰にでもチャンスはあります。ただし、対策はガッツリと必要なので、そのあたりの細かい話をしていきます。
3-1.内定者の内定後アドバイス・コメント
1人目(Aさん)
・基本的に和やかだが、1つ1つの質問に対してかなり深掘りされる
・NRIは会社のことをどれくらい理解しているか重要視しているので、インターンやOB訪問はできる限り参加するべき
⇒OB訪問の受け答えも社員がチェックして人事に提出している(昔からの有名な噂です)。たしか3段階評価で何項目かあるらしい
・夏インターンに参加すると選考が早いだけでなく、高い確率で本選考のES・WEBテ・一次面接が通過できるらしい
・GPAやTOEICについて聞かれることはほとんどないためあまり気にしなくてもよい
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