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子どもと真摯に向き合ってみる

 こんにちは,umenoです.
 学年が上がるにつれて,子どもとの向き合い方で悩むことも多くなると思います.それは自分の子どもでも,仕事として付き合うお子さんであっても.「どうしてそんなことをするのか」「なぜ何も言わないのか」と思ったことはありませんか?私はいつもそういったことで悩んでいます.ただ,大切なことは真摯に向き合うことだと感じています.よく聞くことかもしれませんが,私はこれを具体的に考え,実践してみたので,そこについてまとめてみます.小中学生のお子さんを持つ親御さん,教育や療育関係者の皆さまの参考になれば幸いです.


1)    真摯に向き合うこととは,尊重することに近い


 真摯とは「まじめで,ひたむきなさま」であり,「まじめに,ひたむきに向き合う」ということは,相手のことを一人の立派な人間として「尊いものとして重んずる」ことと理解しています.大人と子どもという関係性,指導者と子どもという関係性,その前提としてこういった意識が必要なのだと考えるようになりました.

2)    子どもが全てを言語化することはむずかしい


 なぜ忘れ物をしてしまうのか,ものを無くしてしまうのか,宿題をなぜやらないのか,なぜ学校に行きたがらないのか,子どもたちに投げかけた言葉のほんの一部ですが,上手にことばで説明できるお子さんはほとんどいないです.

3)    おとなの悩み


 「何か言ってくれないと」何も助けられないと考えることもありました.しかし,結論としては「今は何も言えなくていい」ということです.お子さんの言語力は成長の途上ということもありますし,情緒的な目に見えないところは言語化できなくても当然です.ただ,こちらが何もしないわけではありません.お子さんと自分の立場を考えた距離感を保ちつつ,時間を掛けて,一つずつ解決していくことが一番の近道という結論に至っています.

4)    一つずつ解決とは


 忘れ物でも,宿題をやらないことでも,学校に行かないことでも,直接そこを何とかする以外にもやることはあります.食器を運んだ,かたづけをした,ゴミ出しをしたなどのお手伝いや,自分から朝起きた,優しい言葉をかけた,など.ポジティブな「活動」があれば,それは前進だと考えます.ポジティブな活動があれば,ポジティブな言葉かけをもらい,能動的に何かに挑戦しようとするエネルギーにもなります.本人が苦手なことに取り組む時は,そういったエネルギーが必要になるのは当然です.なので,直接解決しようということだけではなく,こういった活動が必要になるのです.真摯に向き合っていると,こういった活動がよく目にとまるようになります.そういった時はすぐに声をかけてあげてください.この時は相手との関係性を考えて「感謝の意」を伝えることの方が自然だと思っています.

5)    まとめ


 自分なりにお子さんと真摯に向き合うという考えをまとめてみました.私自身もすべてを言語化することは得意ではありません.感覚的なところもたくさんあります.大人も,子どももお互い尊重し合いながら歩んでいけるといいですね.

本日も最後まで読んでいただき,ありがとうございました.


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