「字を書く」までの道のり【なぞり運筆編】
こんにちは,umenoです.
今は幼児期から文字の練習をはじめるお子さんは多く,本格的に字を書く前に,なぞったりする練習をしたりしますね.ただ,自由にお絵かきするのとは違い,難しく感じるお子さんも多いと思います.また,どうやって教えればいいかわからないという親御さんもいるのではないでしょうか.そこで今回は,普段から実践しているなぞり書きの練習についてまとめてみました.幼児期のお子さんをもつ親御さん,教育や療育関係者の皆さまにとって参考になれば幸いです.
①なぞり書きとはそもそも何なのか
なぞり書きに必要な要素として「相手の指示を聞くことができること」,「力の調整ができること」,「目でものを追うことが出来ること」などがあると思います.鉛筆の持ち方などは以前のnoteに書いてありますので,そちらを参照してください.
②相手の指示を聞くことができること
何事もそうですが,「何をしてほしいと言っているのか」がわかることが必要です.この時は「ことば」だけでなくていいと思います.目でみてわかるように伝えることも大切です.また.聞くための姿勢,情報をキャッチしようとする姿勢などもチェックポイントです.
③力の調整ができること
力の加減ができるようになっていると運筆も上手になりやすいです.指先のことだけでなく,紙風船をつぶさずに持ったり,目的の場所にボールを投げたり,優しく他人に触れたりといった行動ができるようになると良いです.
④目でものを追う事ができること
目の使い方はとても大事です.転がってくるボールをキャッチできるか,色々ある中から特定のものを探し出すことができるかどうかなどです.運筆は目と手を協調させた運動になります.その点をよくチェックしていくと良いと思います.
⑤そしてなぞる練習
なぞるものの難易度調整をしましょう.太い➡細い,短い➡長い,直線⇔曲線,規則的➡不規則,縦横➡斜め.こういった視点で調整してみてください.
⑥まとめ
今回はなぞり運筆に焦点をあてて,まとめてみました.お子さんによって,得意な要素,苦手な要素が違いますのでよく分析して遊びに活かしていくといいですね.
本日も最後まで読んでいただき,ありがとうございました.
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?