サッカー本に苦しむ
なんの構成もなく思いついたことを書く。文章を書くことに慣れるために書いている。だから読む人には全く有益ではないが、自分にとっては何か気づきがあるかもしれない。個人的な日記、雑文を日々書く。記録でもある。
と、いうことでタイトルの通り、「サッカー本」についてである。
言うまでもないかもしれないが、大前提として自分は本を読むのが好きである。小説、ビジネス本、自己啓発本、哲学、古典、ジャンルは気にせず、興味のある本はまず読む。
その中でのスポーツのジャンル、サッカー。いわゆるサッカー本である。
これも言うまでもないことだが、自分はサッカーが好きである。経験者ではないが、観るのが大好きだ。
長年観ていると、単にゴールが決まってスカッとするだけでは飽き足らず、今のゴールはなぜ決まったのか?という疑問が都度生じるようになった。
攻撃側はシュートを決めるまで、どういう道筋を辿ったのか、なぜそこまでパスが通ったのか、逆に相手守備はなぜゴールを割られてしまったのか、守備陣は何をやっていたのか、などと都度思ってしまうわけである。
これはサッカーでいうところの戦術の話になる。
と、いうことでサッカー本の中でも戦術に関する著書を読むようになった。
今も読んでいる最中である。
そう、まだ読み切っていないのである。
別にその本の感想や批評をする気は全くないので、読了していないのは構わないのだが、言いたいのはそこではなくてサッカー本、正確に言うとサッカー戦術本は読み進めるのが非常に難儀だということである。
何が難しいって、文章からフォーメーションや選手の動きやボールの行方までをすべて頭の中でイメージし、ビジュアル化できないと読み進められないのがキツイのである。厳しいのである。
普段スタジアムで観戦してもテレビで観ても、つまりすでにビジュアル化されていてもさっき挙げたフォーメーションだの、ポジションの変化だの全てを一瞬で理解するのは、甚だ困難である。敵味方全て動いている。ボールも常に動いている。自分はまだそのボールの動きを追いかけるだけで目一杯だ。観ていてこの有様なのに、それを書物で、文章の一行でそんな激しい変化を一瞬で読み取り、頭の中で図解するのは、ほぼほぼ無理に近い。
しかし、それを読み取れなければ先に進まないのである。
これは頭が非常に疲れる。途方もない疲労感である。
ちょっとした、いや相当にキツイ脳トレだ。
最近はスマホを見ることが多くなったからか、昔に比べてめっきり読書量が落ちた。
このいい年になって、昔を取り戻すかのように急激に読書をしているのだが、それでも読むスピードも落ちた。
だが、このサッカー戦術本の難解さと脳の疲労度は段違いだ。突き抜けている。話の前後を理解できず、一日2ページしか読めなかったときもあった。さすがにショックを受けた。
でも、この苦労は決して嫌ではない。
集中力を切らさず、ずっと頭脳をフラットにして読めば、だんだんイメージをビジュアル化できる。そしてそれが可能になったとき面白さは倍増する。分からなかったことが分かるようになり、次への興味が湧いてくる。
逆にちょっとでも集中を切らしてしまうと、あっという間に奈落の底に落ちてしまう。
サッカー戦術本を読むのには、高い緊張感と集中力が必須である。
しかしそれでも止められないのは、基本サッカーというゲームが大好きだからだろう。少なくとも興味のない人にはお勧めできない、どこまでもつまらなくて退屈な本である。
と、いうわけでこれからパソコンを閉じて、再びサッカー本を読むことにする。
あースッキリした。
本日はこれまで。
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