あいさつは、自分を守る切り札
あいさつって大事。
小さい時から親にそう言われて、僕は育ってきた。
読んでいる方も、そう言われて育ってきた方は多いだろう。
おはよう、こんにちは、こんばんは、おやすみ。
いただきます、ごちそうさま。
そして、ありがとう。
あいさつで使う言葉は、たくさんある。
でも疲れている時やしんどい時、自分の苦手な人と会話する時。
あいさつをしたくない時だってある。
そして、あいさつが小声になってしまうことや、相手を見ないで適当にあいさつをしてしまうことがある。
これって、実は損なのだ。
なぜ損なのか?理由は2つある。
1つは、相手に良い印象を与えられないことだ。
もし自分が初対面で、あいさつがきちんとできない人と向かい合ったら、どんな気分になるだろうか?
私の場合は、「この人大丈夫なのかな?」と相手に対して不安や不信を持ってしまう。
もう1つは、相手にマウントを取られる可能性があることだ。
苦手な人と付き合う時に、きちんとあいさつをしているだろうか?
もし、きちんとあいさつをしていないのであれば、これからはきちんとあいさつをした方が絶対に良い。
なぜなら、相手もあなたのことをあまり良く思っていないからだ。
パワハラだったり、いじめだったり。
強い人が弱い人を叩く構図は、残念ながらこの世の中からはなくならないのが社会というものだ。
そんな社会の中で、自分が上に立ちたい、自分が全てという上昇志向の塊が、自分がのし上がるためにライバルに対して強く当たるのはよくある話。
その場合、相手の弱い部分を突くのは常套手段だ。
野球だって、真っすぐのボールを打つのが強いけど、変化球に弱いバッターが居る。
そんなバッターには、ピッチャーは抑えるために変化球を投げる。
弱い部分を効率的に攻めるのは、どんな世界でもあるのだ。
日常で、弱い人を印象づける判断基準の一つがあいさつなのだ。
だから、「あいさつはきちんとしよう」の話につながる。
大きな声は、相手を威嚇することが出来る。
そして強さの象徴の一つだったりもする。
また、きちんとあいさつが出来ていれば、相手も特に指摘することはない。
あいさつで隙を見せるのは絶対に損だ。
人は、強くなりたいって思うことがある。
賢くなったり、身体を大きくしたり、得意なことを増やしたり。
いくつかやり方はあるだろう。
ただ、賢くなることは、すぐには出来ない。
身体を大きく鍛えることも、すぐには出来ない。
でも、あいさつをきちんとすることは、心がけたらすぐに出来る。
だから、あいさつは、自分を強くする一番の近道だ。
明日から元気よく挨拶することで、相手もびっくりするだろう。
自分を弱いと思われたくなければ、誰に対してもきちんとあいさつをするのだ。
まずは、親や兄弟に対して、しっかりとあいさつをしてみよう。
最初は別に、好きな人や友人でなくてよい。
親や兄弟をクリアしたら、自分の話しやすい人に、しっかりあいさつをする。
そして、学校や職場なんかで、きちんとあいさつをするのだ。
好きな人でも、苦手な人でも。
きちんと挨拶ができる人は、相手に良い印象を与える。
これが、自分を変える一つのきっかけになったりするのだ。
最近、もしあいさつが疎かになっているなと感じたら、この文章を読んだのが良い機会。
相手を見て、少し元気よく大きな声であいさつをしてみよう。
それが自分を守る一歩、そして自分を変える一歩になるから。
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