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要領という言葉の光と影

要領というのは、物事を上手に行うこつ。上手に行う上での重要な点。と言う意味です。

昔から要領がいいと褒められたり、要領が悪いとけなされたりと、要領の話に接する機会は、生きていたらごまんとあります。

要領がいい人は褒められて、仕事も人間関係も上手く回せて、いいことづくしのイメージもありますが、人から疎ましく、つまり嫌な奴だと見られる場合もあります。

この要領と言うのをみんなが覚えるから、世の中が嫌な奴ばかりで息苦しく感じるのです。特に日本では。

例えば、学級委員を決める時に、誰も手を挙げない。
会社の会計係にはなりたがらない。
こんな場面に遭遇したことはたくさんある筈。

ダチョウ倶楽部の上島竜兵みたいに、
「俺がやる」と言ったら、
「どうぞどうぞ」と周りから言われ、損な役回りばかりになってしまう。
これは実に不憫な話であるから、黙ってやり過ごす。
こんな形で過ごした方はたくさんいらっしゃると思います。

「しんどいことは誰かに任せる」風潮はどんな世界でもあるのてすが、その陰で活躍している方が居る。
まずはそのことを意識して欲しいと私は思います。

町中のごみが次の日に無くなっているのは、誰かが掃除をしたから。
勝手になくなる訳ではありません。

小学校の運動会が出来たのは、朝から先生だけではなくお手伝いした保護者が居たから。運動会当日に、白線が勝手に引かれることはないのですよ。

次に、そんな火中の栗を拾う方に対してするべき事があります。
それは、心から感謝すること。

「見て見ぬふり」をするのが、今の無気力な世の中を作ってしまう。
だから、その人に感謝を伝える事が大切なのです。

もちろん、感謝の気持ちばかり投げかけてはダメで、せめて数回に一回は自ら火の中へ飛び込むことも必要。

「幸せなら態度で示そうよ」ではありませんが、感謝は自分の行動で示すこともはとても大事。

そうすれば、周りの人との信頼関係も生まれるし、長く友人として付き合いやすくなります。

世の中が良くならないのは、自分が口を開けて待ってるから。
待っているだけではダメなので、行動することも必要なのです。

損な役回りをしてる方は多いと思います。
そして、その事にうんざりしてる方も多いです。
でも、いつかは花開くと考えないとやっていけないのも事実。
だから、考え方を身に着ける必要があるのです。

損な役回りが多い時に考えるべきことは、仏教の徳を積む考え方。
これを知っておくのが良かったりします。

仏教の教えに、徳を積むという考え方があります。
これは人が良い行いをしながら生きていれば、天はそれを見届けて幸運を授けてくれると言う考え方。

ピンと来ない場合は、岸田奈美さんがミャンマーで経験した話が面白おかしくまとめてあるので、それを読めば理解できるかと思います。
(私もこんな文才が欲しいねぇ・・・)

要領を良くしたい、要領良く生きたい。
どうすれば要領よく生きられるのかを考えるのは大切な一つ。

その一方で、要領の影に隠れている感謝に気づく事や、自分が汗をかいたり徳を積むと言う考え方を備えてくことも、大切な一つだったりします。

得している時も、損をしたと感じる時も。
自分が置かれている立場で今日の話を思い出すことで、今の息苦しい世の中も少しは緩むんじゃないかな?って考えたりする私です。

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