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しびれる1枚に出会ってしまった

朝起きて、もはや身体の一部に溶け込んでいるスマホをひらく。

なにを見たい訳でもなくTwitterをひらいて、タイムラインに流れてきた1枚に戦慄する。

かつてこんな1枚があっただろうか。

圧巻のシンメトリー。毅然たるたたずまい。
例の「密」を避けるために間隔をあけているのだろうが、それにしてもすごい。

わたしなら、ファインダー越しにこんな景色が見えたらシャッターを切る指が震えてしまうだろう。

こういう、撮り手が気になる写真こそ、クレジットが入っていないからさらにすごい。大物は写真を文字でごちゃごちゃと汚さないとはまさにこのことだろうか。

一体だれが、この1枚を撮ることを提案したのだろう。

この記事を書くために改めてツイートを引用しておきながら、初見ではないのに再びため息が出る。

この感情をあらわす言葉を探しているまま、見つけられずに今日一日が過ぎた。オリンピックが延期になった2020年、この1枚を超える写真に出会えるだろうか。

私とはというと、今日は(今日も)猫と娘を撮った。明日も、撮り続ける。

2020/04/25 こさいたろ



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