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DWIBS法(ドゥイブス法)ー安価・無被曝・非造影でできる、癌の経過観察法(MRI)

久しぶりのライザップから帰ってきてメール開けたらびっくりしました。「Oncology Tribune」ニュースのタイトルにしてくださっています。

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「オンコロジー」というのは「腫瘍学」という意味で、主に癌などの悪性腫瘍の治療法を考える学問です。「トリビューン」というのは、古代ローマの、民を護る人(護民官)のことで、庶民のために働いてくれる者のことを指します。転じて「新聞」の意味で使われます。

6000円余りの支払額(3割負担)で繰り返し受けられるドゥイブス法は、癌の経過観察に役立ちます。MRIなのに、造影CT(11000円余り)よりうんと安く、PET-CTと比べると1/4以下で受けられます。

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数ヶ月おきに行って、もし増悪や再発があればすぐに次の治療を考えられるし、また造影剤を使わないので、痩せた(あるいは血管が出ない)患者さんも、全くストレスなく受けられます。私は癌に罹患したことはありませんが、癌患者の家族だったので、当事者の実感としてこれが本当によくわかります。

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診断に慣れていない放射線科医も、「経過観察」「過去画像との比較」ならうんと心理的負担が少ないので、実はそんなに難しくは無いのです。

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記者さんと患者さんの思いが伝わってきます。僕ができることをもうひと頑張りしないと、と思いました。

朝、500mLの魔法瓶用にコーヒーをたっぷり淹れて出発します。意外と半日以上ホカホカで飲めるんです。いただいたサポートは、美味しいコーヒーでアイデアを温めるのに使わせていただきます。ありがとうございます。