[電子契約のススメ] はじめに
本シリーズでは、「電子契約のススメ」と題して、話としてはよく聞くし、段々と使われ始めている「電子契約」について、いろいろ書いていこうかと思います。
電子契約については、5年くらい前から、その開発や提供・販売など色々関わっていた経験があるのですが、その中でよくある質問としては、
「ハンコも押してないのに、本当に契約として成立するの?」
「法律的な裏付けは?」
「裁判になっちゃったりしても、証拠として出せるの?」
「印紙税削減できるって聞いたけど、それって脱税にならないの?」
(本当にあった質問です 笑)
といった、「法律的に契約書類として認められるのか?」という話が多かったです。
あとは、
「PDFとかなんて簡単に中身変えられちゃうから、偽造とか防止するんだったら紙の方が安心じゃない?」
「なりすましとかも簡単にできるから、本当に本人が契約しているかどうか確認できないと困るよ」
といった、電子契約を成り立たせる「技術的」なところの質問
そして、法的にも大丈夫そうで、なんかできそうだぞ、という話になると
「この契約書って電子契約にできるの?」
「うちのバイトとの契約、紙の契約ではなくて電子契約にできるの?」
「IT重説って話題になってるけど、不動産の契約とかも電子でできるの?」
と言った、具体的な契約書が電子契約に置き換えられるのか、という質問や「実務上進めるときに、何に気をつけたらいいの?」
「相手方がNoっていって、相手だけ紙の契約書にするというのは可能なの?」
と言った実際に導入するときに気になること、そして「ちまたには沢山「電子契約」サービスあるけど、一体どれがいいのかよくわからん!? 何を基準に選べばいいの?」
と言ったソリューションの選定に関わる質問 など、色々出てきます。
そこで、ここでは
について、この周りの話をまとめていこうと思います。結構電子契約の話は、弁護士の先生や各IT会社のサイトなど、多くの良質な情報が出ているのですが、如何せん情報量が多いのと、結構お客さんが混乱しているという話は聞きます。(特に、そもそも論の話もありますが、電子サインとか電子署名、当事者型とか立会人型ってなんなの!? という話はよく聞きますし、ネットにある情報もいろんな情報ありすぎて、「こりゃ何も知らない人は混乱するだろうな」と思うことも多々あります。
なので、そう言った内容を、できるだけ難しい言い回しを使わずにわかりやすく、実感できるような感じで書いて行ければ、と思います。
そして、最大の課題は、僕の執筆活動が定期的かつタイムリーに続くかです 苦笑 「いいね!」をくれると、頑張って書こうという気にもなるので、優しく見守っていただけると幸いです 笑
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